浜松・幸に1月7日、横浜家系ラーメン店「麺匠家(めんしょうや)」(浜松市中区幸、TEL 053-479-0080)がオープンした。
横浜家系ラーメンは1980年代に登場した横浜発祥の豚骨しょうゆベースで太いストレート麺を特徴とするラーメン。屋号に「~家」と付く店が多かったため「家系」と呼ばれるようになった。家系ラーメンは大きく分けてしょうゆ味が強いものと、濃厚でクリーミーなものの2種類。同店は後者の濃厚でクリーミーなラーメンを提供している。
市内で複数の飲食店を展開する磯野興業が経営する同店。店長の鈴木大介さんが横浜で数店を構える人気店での修業を終え、「理想的な物件」が見つかったため開店にこぎ着けた。
店舗面積は約30坪。カウンター16席、テーブル24席の計40席。店内は、赤と黒を基調とした壁面やテーブルに、照明を多く配置することで明るくすっきりとした雰囲気をつくり出している。
本格的な家系ラーメンにこだわる同店。濃厚でクリーミーな味を実現するため、素材の豚骨は頭骨(とうこつ)を多く使い約15時間煮込んでいる。頭骨を使うことで、より濃厚な味わいになるという。本場横浜の家系ラーメンでは基本的に麺が太麺で硬めめにゆでられていることから、同店でも一般的なラーメン店に比べ基本的に硬めに設定している。「他店で硬めの麺をオーダーしている人も、当店では普通の硬さで注文してほしい」と鈴木さん。
メニューは、「豚骨しょうゆラーメン」「豚骨塩ラーメン」(以上680円)や、「豚骨しょうゆチャーシューメン」(910円)など。テーブルには刻みショウガや刻み玉ネギ、おろしニンニク、トウバンジャンなどの無料トッピングを置き、好みに応じて味を変えることができる。おすすめレシピを記したパネルを用意することで、初めての客にもトッピングが楽しめるように配慮している。
「太麺で歯応えのある麺を楽しんでほしい。地域の人たちに愛される店になれば」と鈴木さん。
営業時間は11時~翌1時。