浜松・本沢合の居酒屋「炙(あぶ)りや とうべえ」(浜松市浜北区本沢合、TEL 053-584-2511)が3月28日、1周年を迎えた。
居酒屋としては珍しく、ファミリー客をターゲットとする同店。テーブルに配置されたロースターを使って肉や魚、野菜などを焼きながら楽しめるスタイルの居酒屋としてオープンした。オープン当初は、ファミリー客が少なかったことからできるだけ質の良い素材をリーズナブルに提供したり、子どもが好きなカレーの提供を始めたりすることで、現在ではファミリー客が多く来店するようになった。「ファミリー客が気軽に利用してくれるようになったのが、とてもうれしい。まだ1年だが、地元に根付いてきたという手ごたえを感じている」と店長の柳田健太さん。
店舗面積は約38坪。席数は70席。ファミリー客が落ち着いて食事できるように各席をカーテンで仕切っている店内。プライベートな空間として利用できるため、カップルやサラリーマンにも好評だという。
メニューは、オープン1年で最も人気が高かった「静岡そだち 特選 和牛」(620円)や、子どもだけでなく大人にも人気の「牛スジ カレー」(580円)、「炙りイカ 一夜干し」(380円)など。今年からは旬の素材を使った「旬メニュー」も季節ごとに提供。現在は、地場産の新玉ねぎを使った料理を提供している。
仕入れにも力を入れる同店。鹿児島の酒造「本坊酒造」に直接出向き交渉。浜松で初めて2013年にIWSC(インターナショナル ワイン アンド スピリッツ コンペディション)金賞と世界最高賞を受賞した芋焼酎「あらわざ桜島」を提供できるようにした。今後も魅力的な商品を探し、積極的に扱っていくという。
「オープンして1年、がむしゃらにやってきたが、2年目からはさらに良いサービスを提供できる店にしたい」と柳田さん。「地元地域に貢献をしていきたい。地元が盛り上がってくれればうれしい」とも。
営業時間は17時~23時。火曜定休。