浜松にイタリア人が営むアンティークショップ 400年前の時代を感じる骨董品も

店舗内観

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 浜松・田町のカギヤビル(浜松市中区田町)3階に4月12日、西洋アンティークショップ「Antico(アンティコ)」がオープンした。

1600年代に製造された燭台

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 オーナーのベビビノ・ダニエレさんはイタリアのローマ出身。日本人の妻と結婚し、7年前に妻の地元である浜松に移り住んだ。移住後はインターネットで日本の骨董品を海外に販売していたが、実際に自身の店を持つことを考えるようになった。交流のあった骨董(こっとう)商からのアドバイスを受け、自身の出身地であるローマの骨董品メーンに販売する店を開いた。

 店舗面積は約6坪。商品は家に飾った際にどのように見えるかを意識し、店内に配置することを心掛けているという。店名の「Antico」はイタリア語の「アンティーク」という意味の単語から命名した。

 イタリア製をメーンに、ドイツ、イギリス、ロシアなど各国の商品を用意。実際に現地に行って調達したり、写真やデータを見て選んだりして仕入れる。ティーカップなどの食器からライトスタンドなどの家具まで100点以上をそろえる。

 イタリア製の商品は銀で作られた携帯灰皿(1万5,000円)や1905年に製造された女性の形をした金属性のライトスタンド(15万円)、1930年代に製造されたセラミック製マグカップセット(1万8,500円)など。中には1600年代に製造され、実際に北イタリアの教会で使われていた燭台(しょくだい)のセット(6万5,000円)などもそろえる。

 イタリア製以外では1930年代のドイツ製の純金で塗られたティーカップセット(3万2,000円)や、イギリス製のナイフ、皿、スタンドがそろったアンティークセット(5万4,000円)などを用意。「第二次世界大戦前に製造された骨董品は作りが丁寧で魅力的」とダニエレさん。ロシア製でアンティーク感のあるトランプ(6,000円)など遊び心のある商品も用意する。

 「ほかの店には置いていないものをそろえている自信がある」とダニエレさん。「見るだけでもいいので、ぜひ足を運んでいただければ」とも。

 営業時間は、平日=11時~14時・16時~19時、土曜=11時~19時、日曜=11時~18時。火曜・水曜定休。

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