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浜松に炭火焼き肉店 肉のうま味を引き出せるよう細部にもこだわり

店舗外観

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 浜松・海老塚に4月21日、焼き肉店「翠泉(すいせん)」(浜松市中区海老塚町、TEL 053-528-7578)がオープンした。

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 オーナーの村井孝之さんは、浜松と新宿の焼き肉店で約10年間修行。そろそろ自分の店を持ちたいと思っていた時に、飲食店を引退する人の話を母親から聞き、立地や条件が合ったことからオープンを決意した。

 「毎日食べたくなる焼き肉」がコンセプトの同店。濃厚な脂のうま味よりも、肉自体のうま味を味わってもらいたいという思いから、数あるブランド牛の中でも宮崎牛を主力商品とした。部位は、脂のうま味と赤身のうま味が楽しめる腕肉をメーンに提供する。「宮崎牛が脂と肉のうま味のバランスが最も良いと感じている。自分がおいしいと思う肉を提供したい」と村井さん。

 焼き台や炭にもこだわる同店。焼き台の半分が鉄板で、半分は余分な脂を落とせるように穴が開いている。どちらで焼くべきかは、提供時に店員が説明する。「こだわった肉をできるだけおいしく食べてほしい」という思いから、遠赤外線を多く発する備長炭を使用。ガスに比べ火力が高く焦げやすいという点は、炭の量とじか火が当たりにくい鉄板タイプの焼き台を使うことで解決した。

 メニューは、「上タン塩」(1,200円)や「和牛カルビ」(1,050円)などの一般的な部位や、肩から腕にかかる部位で赤身のうま味を楽しめる「トンビ」(1,600円)、肩甲骨の裏側の部位「ミスジ」(2,300円)などの希少部位も提供。希少部位は宮崎牛をメーンに、鹿児島県産のブランド牛「北さつま」や熊本県産ブランド牛「和王(わおう)」などを仕入れ、状況によって使い分ける。ほかにも、焼き肉のすし「炭火にぎり」(和牛ウワミスジ=350円、和牛プラチナ=650円、和牛肩三角=380円)や「ビビンバ」(700円)などを用意する。

 提供する全ての肉は、オーナー自らが仕込む。業者に任せず、自らが仕込むことで品質のチェックも行うことができるという。ほかにも、つけタレやドレッシング、スープなども手作りで提供。全てのスープのベースとなる牛ダシスープは、牛骨や牛スジなどを使い5時間以上かけて仕込む。

 「丁寧な仕込みを行い、お客さまに喜んでもらえる焼き肉を提供したい」と村井さん。「まずは多くの人に知ってもらえるように頑張りたい」とも。

 営業時間は17時~24時。

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