浜松・千歳に7月10日、居酒屋「良酒家 鈴喜(すずき)」(浜松市中区千歳、TEL 053-458-1203)がオープンした。
店主の鈴木亜依さんの祖母は総菜店を営んでおり、影響を受けながら成長。子どもの頃からの料理好きが高じて市内の和食店で修業後、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は11.5坪。一枚板のテーブルが印象的なカウンター9席とテーブル4席を用意。テーブル席のみ喫煙可能な分煙スタイル。扉や椅子などは格子のデザインで統一し、木のぬくもりをふんだんに取り入れ、優しい雰囲気に仕上げている。
メニューは壁に掲げたホワイトボードに書かれる本日のおすすめのみ。「カキのつくだ煮」(730円)や「タコと長芋の酢のもの」(450円)など、旬の素材を使ったさかなを約10種類用意する。信州みそに6時間漬け込んだ「アボカドみそ漬け」(500円)は鈴木さん自慢の一品。可能であれば、メニューには載っていない料理にも応じる。岐阜から仕入れた和食器、鹿児島や京都へ出掛けた時に見つけた先の細い箸や箸置きを使うなど、細部にもこだわる。
日本酒は県内産や全国の銘酒を約10種類用意。ひまわり酵母「天吹」(1,000円)や無ろ過生原酒「古伊万里前」(1,100円)など、珍しい日本酒を一升瓶でのみ仕入れ、二週間でほぼ入れ替えるという。要望があれば再注文をするが、いつ来てもまた違う日本酒を楽しめるように工夫をしているという。芋、麦、米などの焼酎は約10種類。ビールやソフトドリンクも提供する。
「気軽に足を運んでもらえるよう、価格をリーズナブルに設定した」と鈴木さん。一人客の平均単価は約3,000円という。「まずは店の存在を知っていただき、一人でも多くの人に立ち寄っていただければ」とも。
営業時間は18時~1時、日曜定休。