浜松・引佐に9月5日、クレープ専門店「さくらクレープ Bonheur（ボヌール）」（TEL 090-2770-8810）がオープンした。

「桜の花エキス」とコラーゲンを使った「さくらさくら・クレープ」

　これまで車による移動販売で営業してきた同店。オープンから3年がたち、客も少しずつ増えてきたことから固定店での販売を考えていた店主の鈴木睦人（むつひと）さんが、車通りも多く、近くに高校もある同所に出店した。

　壁の縁を店名の桜に合わせピンク色に塗り、ポップで分かりやすい外観に仕上げた同店。店内にイートインスペースはなく、テークアウト専門で営業する。

　メニューは約20種類。2種類の小麦粉を混ぜ独自のふんわり感を出し、コラーゲンと「桜の花エキス」を入れ、店名にちなみほのかにピンク色に染めた生地を使う。「桜の花エキス」とコラーゲン、桜リキュール、桜フレークを練り込んだオリジナルチョコレートと桜あん、クリームを包んだ同店のメーンメニュー「さくらさくら・クレープ」のほか、クリームチーズとクリームにココアパウダーをかけた「ティラミス風クレープ」（以上500円）、プリンを包んだ「カスタードプリン・クレープ」（490円）などを提供する。子どもにはクリームにチョコソースとチョコスプレーを振りかけた「ダブルチョコ」（500円）が人気だという。

　開店に当たり苦労した点もあった。クレープのほかにバームクーヘンも販売することを考えていたが、材料のバターの入手ルートを考え直すことになり断念。それに伴い、考えていた店舗の場所も変更することになった。苦労を越えての開店となったが、平日は学校帰りの高校生が多く立ち寄り、15時ごろからはなかなか手が空かない状態になるなど好調なスタートを切れたという。土曜・日曜は家族連れの客なども来店している。

　「注文を受けてから生地を焼くので熱々の状態で提供できる」と鈴木さん。「おいしいクレープを用意するのでぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

　営業時間は11時～20時。火曜、第3水曜定休（11月からは水曜、第3木曜定休）。