浜松・和地山の居酒屋「酒楽部屋 にこまん馬」(浜松市中区和地山3、TEL 053-472-5558)が「歌声喫茶」を始めて、間もなく1カ月を迎える。
7年前にオープンした同店。店頭には実走できる中国製のオート三輪を止め、店内は昭和30年代をイメージさせる内装で仕上げた。「『酒楽部屋』は「自分の部屋」という意味で、客が自分の部屋を感じられるようにと名付けた」とオーナーの源馬道明さん。
歌声喫茶は居酒屋として営業していない日中に行い、プロの演奏者が店内にあるピアノの伴奏で歌う。当初は歌をメニュー形式で順番に歌っていたが、少しでも楽しめるようにと、客同士で歌を決める形式にした。また、途中で休憩を挟むことにより客同士の会話も楽しむことができる。
歌声喫茶は昭和30年代に都心部で流行したが、当時、浜松では1軒しかなかったという。源馬さんは「人それぞれ思い出があるように、ここで歌ってその当時の思い出を楽しんでほしい」と話す。「今は60~80歳が中心だが、多くの人(年代)にも来てほしい。歌がわからなくても年配客との会話を楽しんでもらえれば」とも。
歌声喫茶の営業時間は13時~15時(居酒屋は18時~24時)。日曜定休。料金は1,000円(ワンドリンク付き)。