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浜松・佐鳴台に近江牛生肉を提供する飲食店 滋賀県の生産者から直接仕入れ

真っ白な外壁で蔵のような店舗外観

真っ白な外壁で蔵のような店舗外観

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 浜松・佐鳴台に10月4日、肉料理をメーンに提供する「肉料理と大地の恵み ひなた」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-440-5529)がオープンした。

ハニー粒マスタードを添えた「極上和牛ローストビーフ」

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 店主の藤田晃弘さんは市内の焼き肉店で6年、菊川市の日本料理店で7年修業。両店での経験を生かし、上質な肉と日本料理を融合させた店を持ちたいと考え、オープンにこぎ着けた。「隠し事をせず、安心で安全な肉料理の提供」をモットーとすることから、店名を「ひなた」と付けたという。

 近江牛を滋賀県の生産者から直接取引し、保健所から生肉提供の許可も取得。資格を保有し牛生肉を提供する店は市内で現在4店舗のみのため、「早くもお客さまから待っていたと喜んでいただけている」と藤田さん。牛肉は近江牛、豚肉は奥山の高原ポーク(竜神豚)、鶏肉は奥三河どりで統一。昼はランチセット、夜は18種類の肉料理や一品料理で提供する。

 真っ白な外壁の建物は、古式ゆかしい蔵のような印象。店内は23坪で、カウンター4席と座敷34席の計38席。オープン記念に友人からプレゼントされた盆栽を店内の随所に飾り、和の雰囲気を演出している。座敷は全て掘りごたつ風で、足元が楽に過ごせるように仕上げた。

 牛生肉は厳選黒毛和牛(近江牛)の「和牛刺し」(1,382円)と「和牛ユッケ刺し」(1,382円)の2種類で、仕入れにより先着順の数量限定で提供する。大分県から取り寄せた大粒マスタードとともに味わう「極上和牛ローストビーフ」(100グラム=1,382円、200グラム=2,462円)は、藤田さん自慢の一品。9種類あるランチは、牛刺しが付く限定10食の「月替わりミニ会席」(2,030円)や「板前仕込みの近江牛カレー」(1,058円)、竜神豚ロースを使った「吟醸粕(かす)西京味噌漬け定食」(1,166円)、「三河鶏の唐揚げ定食」(950円)など、牛・豚・鶏から選べる。

 「夜は居酒屋感覚で気軽に利用してほしい」と藤田さん。日本酒は花の舞 純米生酒など定番のほか、銘酒を月替わりで提供。焼酎は宮崎県「平蔵」や鹿児島県「幻の露」など、芋・麦・米をそれぞれ3種類ずつ、ワイン9種類にノンアルコールカクテル21種類、ソフトドリンク14種類とドリンクも豊富にそろえる。

 「焼き肉店へ行くほど気負わずに、いろいろな味わい方の肉料理を楽しんでほしい」と藤田さん。日本料理店で修業した技術を洋風の料理にも加えるなど、日本人の舌に受け入れやすい肉料理を心掛ける。「飲食店が生き残れるのは3年ともいわれる厳しい世界に身を置いた。地に足をしっかりと着けながら、皆さんに長く愛される店作りをしたい」とも。

 営業時間は11時~14時、17時~24時。

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