グラフィックデザイナー田中直継さんが個展-「花」「丸」をテーマに

メーン作品「優」と田中さん

メーン作品「優」と田中さん

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 浜松で個人デザイン事務所「STATE OF NATURE design」(浜松市東区笠井新田町)を営む田中直継(なおつぐ)さんが現在、「stature展」と題した個展を中区のカフェ「Passeretti(パセレッティ)」(中区連尺)で開催している。

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 田中さんは専門学校卒業後、地元製造業で生産管理を担当。デザインを始めたきっかけは、2004年に趣味で洋服を作ろうとiMACを買ったことから。以来、2008年まで会社に勤める傍ら、自分で洋服のデザインを行い、デザインした洋服は、人の洋服店で実際の商品として販売もされた。

 その後、デザインをやり深めていくにつれ徐々に自身のやりたいことと、洋服店との意向が違ってきた。アパレルではグラフィックデザインの良さを生かすことが難しいと判断し、やりたいことを実現するために広告デザインへと転身。勤めていた会社は今年2月に退社し、デザイン事務所を開いた。

 同展のコンセプトは「花」と「丸」。すべての作品は花と丸を使って描かれている。「丸は浮き上がるというイメージや、輪になるなどポジティブなイメージが多いため、丸を使って作品を作り上げることで、見た人にもポジティブになってほしいというメッセージを込めた」と田中さん。メーン作品の「優」はアパレルから転身したときに作った作品で、完成には1年以上の歳月を費やした。同展では、「優」のほか大小さまざまな作品20点余りを展示している。

 田中さんは「デザインを仕事にしたことで、アーティスト性を失いたくない。こうして個展を行うことで、個性を保ち、これからも多くの方に見て感じてもらえる作品を作り続けたい」と意欲をみせる。

 同店の営業時間は11時30分~翌2時。7月27日まで。

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