浜松の時計店が移転-1.5坪で再出店、既存客の修理依頼に応える

1.5坪の店舗とオーナーの野牧さん

1.5坪の店舗とオーナーの野牧さん

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 浜松駅近くの「ザザシティ」(浜松市中区鍛冶町)西館地下1階に6月21日、「時計工房ノマキ」(TEL 090-2579-6730)が移転オープンした。

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 同店は、1924(大正13)年にオープンした老舗時計店。当初は板屋町で経営していたが、戦争などの理由で場所を点々とし、1963(昭和38)年に千歳町で「ノマキ時計店」として時計・宝石・眼鏡の販売・修理を始めた。しかし、不景気などの理由により昨年9月にいったん閉店。店主の野牧弘久さんは「個人商店の限界を感じた。景気の厳しさが出た」と振り返る。

 閉店後、今後の方向性を検討していたが、今までの常連客らが「(時計の)修理に困っているので、何とかしてほしい」などの声が寄せられることから再スタートを決意した。

 店舗面積は1.5坪。新店では店舗面積などの理由から時計の修理や販売のみを行っている。同店では文字盤に客が持ち込んだ写真を印刷するオリジナル時計づくりも行う。対応する種類は「掛け時計」(1万3,800円~)、「目覚まし時計」(6,800円~)、「懐中時計」(8,000円)、「キーホルダー型時計」(7,700円)。

 野牧さんは「(前店舗の)近くにオープンして、お客さんが喜んでもらっている。これからは地道にコツコツと頑張っていきたい」と話す。

 営業時間は10時~20時。水曜定休。

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