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浜松・渡瀬町に国産地鶏の焼き鳥店 店主が小学校時代の夢かなえる

夜はハート形のライトアップが施される外観

夜はハート形のライトアップが施される外観

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 浜松・渡瀬に6月12日、「地鶏地酒ダイニング 遊(ゆう)」(浜松市南区渡瀬町、TEL 053-466-2233)がオープンした。

ボリュームのある手羽先の唐揚げ

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 店主の西谷佑太郎さんは外食好きな両親のもとで育った影響から、「将来飲食店を経営する」と小学校の卒業文集に書くほど、飲食業への憧れを抱いていたという。高校時代のアルバイトから社会人までの14年間、カフェや居酒屋などで飲食店業務を積み重ねた経験を基に独立し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約30坪。2階建てで、組木を配した外壁には、ハート型のライトアップを施す。1階はカウンター6席、テーブル18席。2階は40席の小上がり席と、キッズスペースを設ける。「郊外にいながら都会的な雰囲気の中で料理やお酒を楽しんでもらいたい」との思いから、店舗は和モダンを意識。2階の窓にはカッティングシートで店名を型抜きし、室内の照明によって光るよう工夫を凝らす。

 鶏肉料理を中心とした定番メニューは約64種類。朝じめの新鮮な国産地鶏を地元精肉店から毎日仕入れる。焼き鳥は「ねぎま」「ハラミ」「せせり」(各180円)など約20種類。鶏料理は串物だけでなく、「手羽先の空揚げ 秘伝のソースで」(750円)や「遊の鳥空揚げ」(500円)などの揚げ物も用意する。旬ごとに内容が変わる「カラフルバーニャカウダー」(750円)や「シーザーサラダ」(580円)など、サラダに使う野菜は地元農家から届いた物を使う。

 「静岡にいるならば、地元の味わいが一番」と西谷さん。日本酒は花の舞酒造の純米吟醸「刀」や、土井酒造場の特別本醸造「遠州 四季の蔵」(以上600円)など、県内産のみ8種類を用意。しぼりたて生原酒など、旬の日本酒を時期ごとに取り入れる。ほかにも、鹿児島県産「赤兎馬(せきとば)」(480円)などの焼酎にハイボールやビール、サワーなど、ソフトドリンクを含め約60種類を幅広く取りそろえる。

 「今後は舞阪港から仕入れた魚の料理にもチャレンジしたい」と西谷さん。郊外の居酒屋はコストが上がってしまいがちだが、気軽な価格設定を心掛けているという。「目標は街中へ2店舗目をオープンすること。まずは地元に愛され、常連客の口コミで広がってくれたら」とも。

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