浜松・葵東に6月24日、台湾家庭料理店「來(らいらい)」(浜松市中区葵東、TEL 053-438-5479)がオープンした。
店主の徐慧美(ジョエイミ)さんは台湾出身。約20年前に浜松に来てから飲食業を営んでいた。徐さんによると、浜松には中華料理ではなく台湾料理をメーンとした店がほとんどないことから、多くの人に本物の台湾料理を食べてほしいと思い、店舗を改装しオープンしたという。
店舗面積は約35坪。席数は、カウンター8席、テーブル9席の計17席。店内は、白と木目を生かした壁面で落ち着いた空間を演出する。
メニューは、豚のひき肉を甘辛く味付けし、ご飯に載せて提供する台湾のスタンダードメニュー「台湾ローバー飯」(700円)、一番おいしい状態で食べてほしいとの思いから事前予約を推奨する「焼きビーフン」(1,080円)、台湾産の切り干し大根や干しエビ、豚肉などをもち米と一緒に2時間30分かけ蒸し上げる「ちまき」(500円)など。
焼きビーフンは、予約しなくても注文はできるが、麺の戻し作業や材料の仕込みなど約30分が必要となる。台湾料理であることのこだわりが強く、味の決め手になる調味料や素材は台湾から取り寄せているという。
軽食メニューは、台湾の専用茶器で提供する「台湾ウーロン茶」(550円)、小豆や白玉などを器の底に盛った「台湾風かき氷」(640円)、「台湾のスタンダードな調理法」(同店)というニンニクを一切使わず作った、モチモチした皮が特長の「水餃子」(480円)なども用意。水ギョーザは店内で飲食できるほか、テークアウトにも対応する。
徐さんは「多くのお客さまに本当の台湾家庭料理を楽しんでほしい。ウーロン茶だけ、かき氷だけを食べに立ち寄っていただいても歓迎」と話す。
営業時間は11時~20時。