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浜松・入野町に大人向けスイーツ店 素朴な風味で長く愛される店目指す

白を基調とした外観。店の前から甘い香りが漂う

白を基調とした外観。店の前から甘い香りが漂う

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 浜松・入野町に11月11日、「PATISSERIE Le Temps(パティスリー ル・タン)」(浜松市西区入野町、TEL053-449-5530)がオープンした。

焼き菓子がずらりと壁際に並ぶ店内

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 代表の谷口哲郎さんは、過去にカフェやスイーツ店を経営。佐鳴湖や木々が生い茂る自然豊かなこの地を気に入り店舗を新築。テナントでの経営スタイルから一新し、地に足のついたスイーツ店を営みたいとオープンにこぎ着けた。パティシエは「ふじのくに食の都づくり仕事人」に選出された飯田幸代さんが担う。

 白の塗り壁が印象的な外観にブルーの扉が映える同店。約35坪の店内には、向かって右手に焼き菓子を、左手に生菓子をショーケースに約20種類をそろえる。「派手なトッピングや複雑な味にしない」というテーマを基本に、大人を意識したスイーツを提供。看板商品は店名を付けたケーキ「ル・タン」(396円)と「ダブルチーズケーキ」(410円)。チョコや抹茶など、5種類の味をそろえた「マカロン」(194円)や「マドレーヌ」(180円)に「レモンのパウンドケーキ」(216円)など、焼き菓子も充実させている。

 ル・タンはフランス語で「時間・天気」を意味する。「ケーキのある時間を提供したい」と、パティシエの飯田さんが名付けた。「新築を手掛けるのは初めて」と谷口さん。まっさらな店舗をなじみのある印象にしたいと、設計士と熟慮を重ねたという。扉や店内随所にレトロなヨーロピアンブルーを施し、エイジング加工をしたレジ台など、わざと経年劣化を表現している。

 「一生懸命取り組み、その結果として間違いのないお菓子と感じてもらえたら」と谷口さん。訪れた人とできるだけ会話をし、丁寧な接客サービスを心掛ける。「日常の中で気軽に寄り添えるお菓子を、皆さんのスタンダードにしていただけることが目標。地域で長く愛されるケーキ屋を目指していきたい」とも。

 営業時間は10時~19時。火曜定休。

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