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「直虎」の舞台・引佐町で特別展「戦国の井伊谷」 直親の笛も再現

展示室内の様子

展示室内の様子

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 浜松・引佐町に1月15日にオープンした「浜松市地域遺産センター」(浜松市北区引佐町、TEL 053-542-3660)で現在、開館記念特別展「戦国の井伊谷」が開催されている。

持つことのできる青葉の笛(複製品)

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 文化財など地域遺産の保護や活用を目的とする同施設。旧引佐協働センターの建物の一部を約半年かけて改修して開設。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台である引佐町井伊谷(いいのや)に立地することから、オープンから1年間、井伊氏や井伊谷の歴史を紹介する特別展「戦国の井伊谷」を開催する。

 「井伊氏の歴史をひもとく」「井伊氏ゆかりの寺社」「井伊氏ゆかりの石塔」「井伊氏の城と館」「井伊谷の人々のくらし」の5つのテーマで構成する同展。展示室には、直径2メートルの井伊谷周辺のジオラマにプロジェクションマッピングを施す「井伊谷戦国絵巻」を設け、映像とともに井伊直虎の生涯や井伊谷の戦国時代の様子などを物語風に紹介する。

 奥には井伊直親が愛用したとされる「青葉の笛」再現コーナーがあり、複製品を持ったり、音色を聴いたりすることができる。ほかにも、井伊谷城の復元ジオラマや3D画像、戦国時代の遺跡の出土遺物など約100点を展示。今後、定期的に展示を入れ替えるほか、周辺史跡の見学ツアー、企画展示、イベントなどを行っていくという。

 「大河ドラマゆかりの地として訪れる人はもちろん、市内の人にも来ていただき、地元の歴史を再発見してほしい」と担当の鈴木京太郎さん。「井伊谷周辺には戦国時代以外にも古い建築物や史跡、民俗芸能などが豊富に残されている。市民の皆さんと連携して展示やイベントを行い、地域で長く愛される施設にしていけたら」とも。

 開館時間は9時~17時。入館無料。2018年1月14日まで。

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