浜松・田町に3月1日、「大串屋」（浜松市中区田町、TEL 053-482-8650）がオープンした。

ほのかな甘みが特徴の「自慢の阿波彩どりからあげ」

　サービスから調理まで、居酒屋を中心に飲食業を13年経験した大関淳文さんが「にぎやかな店を開きたい」と独立を決意。屋台の大串からヒントを得て、牛・豚・鶏の炭火焼きを看板商品と店名に据え、オープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約35坪。ブラウンを基調にした店内は、和の風情漂う雰囲気に仕上げた。席数はカウンター4席、テーブル32席、座敷34席。宴会では座敷のテーブルを組み合わせて、臨機応変に人数へ対応する。

　長さ30センチメートルの串に肉を刺し、炭火でじっくり焼く大串が同店の名物料理。「全国からいろいろと取り寄せて、一番おいしいと感じる肉を厳選した」と大関さん。生産者が飼料から徹底管理して育った牛・豚・鶏を使い、「豊西牛」「瑞穂野もち豚」「阿波彩どり」の銘柄肉を串料理や一品料理に取り入れている。

　「阿波彩どり・もも大串」（500円）、「瑞穂野もち豚・タン大串」（680円）、「豊西牛・ほほにく大串」（980円）などの肉串を6種類、「ほたて大串」（680円）など海鮮串を2種類用意。「とん平焼き」（420円）や「自慢の阿波彩どりからあげ」（580円）など、一品料理は酒肴（しゅこう）からデザートまで約40種類をそろえる。大串に刺し身など6品の料理に飲み放題が付くコースメニュー（3,500円）も用意する。

　県内で生産され、県内でしか味わえないビール「静岡麦汁」（500円）や「三ケ日みかんサワー」（420円）など、酒類は地元の味も用意。ビールからたる詰めサワー、日本酒、焼酎、ワインなどオールジャンルの酒類とソフトドリンクを含め、約80種類と豊富にそろえる。

　「毎日ワイワイガヤガヤと、いつも大にぎわいの店を目指したい」と大関さん。「こだわりの肉をじっくり炭火で焼き上げた大串をはじめ、一品料理も含めておいしかったと感じていただけるよう、努力を惜しまない」と意気込む。

　営業時間は17時～24時（土曜、祝前日は翌2時まで）。日曜定休。