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浜松・高林に「菜彩キッチンじょあん」 肉や魚使わず菜食メニュー提供

皮なし緑豆と野菜のうま味を凝縮した「ムングダル野菜カレー」

皮なし緑豆と野菜のうま味を凝縮した「ムングダル野菜カレー」

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 浜松・高林に2月25日、菜食の店「菜彩キッチンじょあん」(浜松市中区高林、TEL 053-401-3475)がオープンした。

薬膳をベースにした「じょあんのきまぐれランチ」

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 体と自然に優しいメニューを提供する「お家カフェ」を持ちたいと思っていた店主の石川幸子さん。自宅では店舗経営の条件が整わず、2016年夏ごろから物件探しを開始。駐車スペースや交通の便など条件がそろい、家族の賛成も得られた物件が見つかったことから、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約12坪。座席数はカウンター7席、テーブル8席の計15席。内装は「居心地の良い雰囲気」をテーマに壁とソファは白色を基調とし、ダークブラウンのテーブルと椅子を並べる。専門的な部分は業者に任せ、基本的に自分たちで手掛けたという。

 肉や魚を使わず、菜食をメインで提供する同店。ランチメニューは、薬膳をベースにした赤、黄、青(緑)、白、黒の5色を使った目でも楽しめるおかず5品に、ご飯と汁物が付いた「じょあんのきまぐれランチ」(1,200円)や、皮なし緑豆と野菜のうま味を凝縮した「ムングダル野菜カレー」(1,000円)、「サンドイッチ」(900円)などを用意。米は香りの良さと適度な甘みが特徴の無農薬米「あいちのかおり」を使い、野菜は可能な限り地元のものを仕入れる。

 ナイトメニューでは、肉や魚の代わりに、大豆タンパクや小麦タンパク、おからこんにゃくなどを代用して、「◯◯風」の料理を提供。ナタデココを使った「イカ刺し風」(500円)、大豆タンパクを用いた「焼き魚風」(500円)のほか、「野菜の天ぷら」(700円)など計20種類を用意する。

 ドリンクは自然農法で育てた引佐町産の緑茶を使った「ティーラテ(緑茶)」や、春野町産の有機栽培の紅茶を使った「紅茶ラテ」(以上500円)、「青汁」(400円)など約10種を用意。甘味には奄美諸島産のさとうきび糖を使う。そのほか日本酒や焼酎、ノンアルコールなど約30種類そろえる。

 「野菜の彩りとともに肉風、ハム風、焼き魚風といった料理もあるので楽しんでもらえたら。食事を大切にしたい人、菜食に興味のある人に来ていただけたら」と石川さん。「ホッと一息つけるような疲れた心と体を癒やせるお店にしていきたい」とも。

 営業時間は、11時~15時、17時~22時。木曜・水曜定休。

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