浜松・田町に5月25日、大衆居酒屋「濵松有楽街酒場 黒フネ」(浜松中区田町、TEL 053-454-2772)がオープンした。
店主の杉原勇樹さんは、同所で和食とフレンチの融合した和フレンチ居酒屋を経営しており、当時から地元の食材を大切にした料理でもてなしたいと考えていた。2年ほど経営する中で、農家や漁師とのつながりが増えたことから、地元の食材を大切にした郷土料理を扱い、地域の方に必要とされる居酒屋にしたいという思いから、業態転換し、同店のオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。テーブル席54席、カウンター席12席の計66席。和モダンな雰囲気の店内は、明るさを落とした照明や間接照明を使うことで落ち着いた空間を演出する。
メニューは、肉と野菜のうまみの詰まった肉汁あふれる「黒フネ餃子」(400円~)や遠州地方の郷土料理で、三方原特産の大根で作ったたくあんが入った「遠州焼き」(480円)、浜松で処理された地豚を鮮度の高いうちに調理した「地豚やきとん」(タン・レバー・ハツ・クツベラ・ホルモンミックス=各500円)など、約45種類。御前崎港や舞阪港で水揚げされた生桜えびや生しらす、カツオなど、約7割の商品に地元の食材を使っているという。
ドリンクは「三ケ日みかんハイボール」(500円)や「遠州緑茶ハイ」(400円)、「静岡コーラ」(480円)をはじめ、ビールや焼酎、カクテル、ワインなど約40種類をそろえる。中でも氷結焼酎と氷結レモンに強炭酸を加えた「最強レモンサワー」(500円)は、氷を使わないため味も薄まらず、酸味が程よく何倍でも飲みたくなる一品だという(以上、税別)。
「値段も手頃にしているので、サラリーマンの方に普段使いの酒場として利用していただきたい。地元の食材を使い、地元の料理がメインのため、ほかの地域の人をもてなす場所としても利用していただけたら」と杉原さん。「将来的には、すべての食材を県内産にしていくことで、浜松の食材や郷土料理の良さを伝えられる場にしていけたら」と意気込む。
営業時間は17時~翌1時。