浜松・新橋の「遠州灘海岸」で6月10日・11日、ビーチラグビー大会「BEACH RUGBY JAPAN TOUR 2017 第14回 東海大会 HAMAMATSU」が開催される。主催は静岡県ビーチラグビー協会(TEL 090-8470-7822)。
ビーチラグビーは1990年に日本で生まれた、ラグビーとアメフトをミックスしたようなスポーツ。前半6分、後半6分の計12分間を5人対5人で戦う。通常のラグビーとは違い、攻撃時に1回だけボールを前に投げていいというアメフトのようなルールや、両手で相手の体をタッチするタックルの代わりとなるルールがある。タッチを5回されると、攻守交代。攻撃時に相手チームのゴールにボールを持ち込めば得点になる。綿密なパスワークや、ビーチラグビーならではの決定的瞬間でのフロントパスなどが見どころだという。
2004年から始まり、今年で14回目を迎える同大会。毎年、全国で行われるビーチラグビーの最初の大会で、各地の大会の優勝者が全国大会へ出場することができる。「ラグビーワールドカップが再来年日本で行われることもあり注目度は高い」と会長の田代剛さん。ワールドカップの会場としてエコパが選ばれていることも一つの要因だという。昨年は約2,200人を集客し、年々来場者は増え、ビーチラグビーへの関心も高まっている。
今年は47チームがエントリーしており、関東や関西など全国から参加チームが集まる。6月10日に予選ブロックの試合を行い、11日に決勝ブロックの試合を行う。同大会はB1プレミアムトーナメントやB2トーナメント、レディースなどの、クラス別にわかれ試合を行う。今年からビギナーズリーグを設けることで、よりビーチラグビーの普及活動に力を入れる。「いろいろな世代の方に見に来ていただき、興味を持っていただきたい」と田代さん。同リーグではレクチャーを受けながらビーチラグビーをプレーすることができる。
大会会場は、浜松市沿岸域の防潮堤整備の関係上、昨年までの舞阪町海岸から遠州海岸に場所を移している。田代さんは「何かあったときに防潮堤に登ることができるので安心してプレーができる。スポーツを入り口に、災害への意識付けにもなれたら」と話す。会場には飲食ブースが設置されるほか、デザイナー子どもを連れながらでも安心してプレーを楽しむことができるようにと、常駐の保育士がいるキッズスペースも用意する。
「気軽に遊びに来てほしい。観戦したことをきっかけにプレーヤーが増えてくれたら」と田代さん。「地域の交流の場をつくり、社会貢献や浜松のPRにつながれば」とも。
開催時間は、10日=8時30分~17時、11日=8時30分~16時。観戦無料。