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浜松・西伊場にラーメン店 15年の食べ歩きと独学で開業

魚介の効いた特製濃厚中華そば

魚介の効いた特製濃厚中華そば

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 浜松・西伊場町に5月13日、ラーメン店「濃厚中華そば 麒麟(きりん)」(浜松中区西伊場)がオープンした。

木の温もりがある店内

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 店主の松本慶太さんは、大学時代に東京で魚介豚骨のラーメンを食べ、感動したことをきっかけにラーメンが好きになった。それから15年、週1回以上ラーメン店を食べ歩く生活を続けた。学生やサラリーマンのころに「自分はこの道をずっと進み続けるのだろうか」と自問する時期があり、自らラーメン店を持とうと決意。浜松に戻り、資金をためながら2年間、独学でラーメンを作り続けた。大通りから一本入った場所に思い描いていた物件を見つけたことで、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪。席数はカウンター8席、テーブル8席の計16席。店内は木のぬくもりが感じられる温かみのある雰囲気。「アンティークやレトロ感のある明るい内装で、入りやすく気持ちのよい店にしたかった」と松本さん。幅広い客層に対応できるよう、ひと席ずつの間隔も広めにとられている。一見カフェのようなおしゃれな空間は、ガーデニング業を営む父親に設計してもらったという。

 メニューは「濃厚中華そば」(750円)と「濃厚つけ麺」(750円)の2種類のラーメンをベースに8種類のラーメンを用意。スープは魚介の効いたしょうゆ味。火加減や火入れの時間を研究し、にぼしとかつお節のバランスを考えて作り出したスープは、うまみを最大限に引き出しているという。「こってりスープに飽き、あっさりでは物足りないと思っている方に食べていただきたい。魚介のうまみを感じていただけたら」と松本さん。こだわりのスープに麺が絡むよう、麺は自家製麺を使う。厚切りで薄味のチャーシューや塩味のメンマなど、濃厚スープとのバランスを考えて提供しているという。

 松本さんは「今後は期間限定メニューや定番メニューも出していきたい。一杯一杯を丁寧に、納得のいくものを提供していくことで、店名のように、細く長く店を守り続けていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時。7月7日から金曜日と土曜日のみ夜間営業予定(18時~21時)。

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