浜松・田町に8月9日、和風バル「ミウミ」(浜松市中区田町、TEL 053-455-5656)がオープンした。
浜松を中心に静岡県内や東京などで飲食店を展開するアップハートが運営する同店。同所では以前、洋食店「RIZO」を運営していたが、近年周辺に洋食店が増えてきたことから、業態を変更することを決意。美しい海をテーマに「ミウミ」と店名を決め、「魚貝」「無農薬野菜」「銀シャリ」の3つをコンセプトに、静岡近海の魚介や地元野菜などをふんだんに使った和風バルとして店舗を改装し、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。テーブル41席、カウンター6席、個室26席の計73席。和を感じさせる落ち着いた店内には、古風なついたてやたんすなどがあり、古民家のような雰囲気を演出。店内の白壁には抽象的な形で魚の模様を描き、立体的な流線に光を反射させた工夫のある店舗デザインでカジュアルさも感じる空間となっている。2階には2人用から6人用までさまざまなシーンに合わせた個室を用意している。
メニューは魚介、無農薬野菜、銀シャリの3つのコンセプトに沿った料理を中心に約50種類を取りそろえる。魚介料理は「刺し身の盛り合わせ」(小=1,680円、大=2,880円)や「本日の鮮魚のカルパッチョ」など、その日に仕入れたものを提供。駿河湾や浜名湖でとれた魚介類を社長自ら市場に買い付けに行くほどのこだわり。無農薬野菜を使った「静岡の無農薬野菜のバーニャカウダ」は、野菜の自然な味がしっかりとしていておいしいという。ご飯物に関しては全てに合いガモ農法で育てた無農薬の米を使う。「本日の海鮮の炊きたて銀シャリ」(980円~)や「本日の野菜の炊きたて銀シャリ」(980円~)、「名物!中道さんの炊き立て卵かけご飯」(680円)は1合炊きの釜で作り、炊きたてのふっくらしたお焦げもついたご飯を味わうことができる。
ドリンクメニューには、特別なサーバーを使うことで時間がたっても炭酸が抜けない「強炭酸ハイボール」(390円)を用意。ほかにも「三ヶ日みかん」「博多あまおう」「日向夏」などのリキュールを使ったフルーツハイボール(480円~)や、静岡茶のティーパックが入った「コウバシ茶割り」(480円)のようなお茶割りのドリンクメニューも用意している。香ばしい味わいの同商品は、1つのティーパックで約4杯分あり、焼酎のおかわり(280円)をするだけでリーズナブルに飲むことができる。
「和食を扱っているがカジュアルな店内にしているので、サラリーマンだけでなくOLの方などにも来ていただきたい。いろいろな使い方ができる店なので、気軽に来店していただけたら」とマネジャーの藤田華奈江さん。「1階は広く見渡せるのでお客さんとの距離を縮めて接客にも力を入れていきたい」とも。
営業時間は18時~24時。日曜定休(月曜日が祝日の場合は日曜営業、月曜休み)。