静岡県立森林公園キャンプ場(浜松市浜北区尾野)で5月26日、イベント「森林セラピー ART芸術祭」が開催される。主催はフォレストバロン(TEL 053-582-2356)。
森林の木漏れ日の中でのんびり過ごしたり、植物や風の香りを楽しんだりすることでリラックス効果を得る「森林セラピー」の普及や啓発活動をする同団体。約5年前からはじめ、2カ月に1回ほどのペースで活動。約2時間の活動時間の中で森林の中で寝そべったり、深呼吸するタイミングなどをガイドしたりするという。ほかにもヨガやアロマの講師とコラボし、森林でヨガやアロマなども行う。昨年は音楽をテーマにイベントを開催し、今年は「森のハロウィーン」をテーマに森の自然な素材を使ったアートイベントの開催を決めた。
当日は「自分がアーティストになって遊ぼう」をスローガンに、自然素材を使って自分をアートする。シロツメクサのブレスレットや、松ぼっくり、つる植物などを使って着飾ったり、メークをしたりと、植物でおしゃれを楽しむという。「自然の素材を使って新たな植物の発見をしてほしい」と代表の鈴木孝行さん。アートをテーマに絵やアクセサリーの展示、和紙の作品展示や販売なども行う。ほかにも合わせ絵「デカルコマニー」のようなアートパフォーマンスも実施。会場では音楽や踊りをする人たちが、会場で出会った人同士でコラボして即興演奏することもあり、プログラムにない演奏もイベントの楽しみの一つだという。
ワークショップでは「体の健康体操」や、香りのある樹木を燃やして匂いをかぐ「樹木アロマ」などを開催。樹木の煙を楽しむことは原始的なアロマで、樹木はそれぞれ匂いが違い、中にはかんきつ系の匂いもあるという。ほかにもオーガニックインドカレーやオーガニックコーヒー、ジビエ料理など飲食店5店舗が出店し、食の分野でも楽しむことができる。イベントの最後にはファッションショーを開催。その日に自然のもので着飾ったファッションを審査して、ファッション大賞やメーク大賞などを決める。
鈴木さんは「『森のハロウィーン』と題して開催するので、森の精霊になった気持ちで遊んでもらいたい。自然素材を身に着け、森に溶け込み森を感じ、のんびりと過ごしてほしい。気楽に遊べるコンテンツを用意しているので、ぜひ来てもらいたい」と話す。
開催時間は10時~17時。