浜松・千歳町に5月20日、コーヒースタンド「West Goat Coffee(浜松市中区千歳町)」がオープンした。
大学時代に神戸のコーヒー店で4年間働いた経験のある店主の中出慎佑さん。卒業後はサラリーマンとして掛川市で働いていたが、コーヒー店で働きたいという思いを捨てきれず、出店できる場所を探していた。神戸の街にあるような、歩いて気軽に立ち寄れるコーヒースタンドを出店したいと考えていた中出さん。物件を探していたところ、リラクセーションサロンの1階にある同所を使える話があった。人通りが多い同所を思い描いていたため、理想の場所だと確信し、出店を決意。2月から準備を始め、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。カウンター4席、テーブル6席の計10席。白を貴重に、ダークブラウンのテーブルやチェアなど落ち着いた配色で締めるスタイリッシュな雰囲気の店内。カウンター越しの壁紙にはアクセントでグリーンを入れる。パソコンのスイッチのようなデザインの同店ロゴには「これから仕事をスタートする人や、1日の終わりにオフする時に利用してほしい」という思いを込める。
メニューは「エスプレッソ」(320円)やエスプレッソを水で割った「アメリカーノ」(450円)、ミルクで割った「カフェラテ」(490円)などエスプレッソ系を中心に用意。豆は産地や農園名のわかるものを使い、毎日朝にテイスティングしてベストな状態で提供できるよう心掛ける。エチオピアウォッシュとケニアをブレンドした「ゴート ブレンド」や、深煎りの「インドネシア スラウェシ・トラジャG1」など、中出さんがセレクトした10種類の豆の中からその日の豆を2種類選び提供する。ラテ系のメニューはハートや植物をモチーフにラテアートを描く。SNSにあげたラテアートを見て来店する客も多いという。さらに、メープルやバニラなどのフレーバーシロップ(50円)も提供し、アレンジして楽しむこともできる。
ほかにも、コーヒーが苦手な人のために、「ティー」(450円)や「グリーンティーラテ」、「チャイティーラテ」(以上、500円)などのメニューもそろえる。ドリンク類は全てテークアウトができ、コーヒーに合う「ケーキ」(400円)や「マフィン」(330円)などのフードも扱う。
中出さんは「浜松のコーヒー文化に少しでも貢献できるように頑張りたい。コンビニのように気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。
営業時間は11時~20時。