浜松・三方原町に7月30日、カフェダイニング「cafe & kitchen LIBERTY(リバティ)(浜松市北区三方原町、TEL 053-543-4272)がオープンした。
壁一面の黒板に「つかみ取る自由」をイメージしたチョークアートのある店内
ホテルや洋食店、珈琲店などさまざまな飲食店で経験を積んできた店主の小野達哉さん。自分の納得のいったメニューを提供して客に喜んでもらいたいと独立を考えていた。以前同所の洋食店でも店長を務めていたことから、オーナーから「撤退するので同所で独立したらどうか」と声が掛かった。同所での経験も長かったことからなじみがあり、独立を決意。2カ月間内装工事を自分自身でも行い、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約45坪。席数は、テーブル36席、座敷8席の計44席。子ども連れでも安心して来店できるよう小上がりの座敷席を用意。壁一面を黒板にし、「LIBERTY=つかみ取る自由」を象徴したチョークアートや、座敷席には温かい場所をイメージしたツリーの絵を描く。黒板やテーブルは小野さんがDIYで仕上げた。黒を貴重とし、木のテーブルや観葉植物でかっこよさの中に落ち着いたおしゃれな雰囲気を演出する。
ランチメニューは、サラダと前菜2種、スープとドリンクの付いたプレート料理を4種類用意。旬の食材を使った「パスタプレート」(1,400円)と「自家製デミグラスソースのオムライスプレート」(1,500円)、「地場野菜とバケットのラクレットプレート」(1,800円)、「峯野牛のステーキプレート」(2,300円)を用意。安心して食べてもらえるように、食材は国産や地域の野菜を使い、ドレッシングやソースなども一つ一つ手間暇かけて手作りにこだわる。
さらに数量限定で、「白いオムライスプレート」(1,800円)も用意。バターライスの上に、白いオムレツをのせ、ラクレットチーズの入ったクリームソースをかけるスタイルで提供する。小野さんによると、卵黄が白く栄養価の高い特別な卵を使っているという。「卵黄の色は飼料によって変わり、米を与えることで白い卵黄になる。希少な卵のため、1日10食に限定で提供。白い卵のオムライスは東京で注目されている」と小野さん。
ディナーは「ラクレットシェアコース」(2,500円)を提供する。花畑牧場のラクレットチーズを使い、とろけたチーズを都田や篠原町などの農家から仕入れた地場野菜にかけて食べる。「花畑牧場のラクレットチーズはくさみがなくマイルドで食べやすい」と小野さん。コースには旬の食材を使ったパスタや季節のスープなどが付く。糖度が高く甘みのあるジャガイモを使った「インカのめざめのフライドポテト」(500円)や「アヒージョ(バケット付)」(600円)などの一品料理も用意する。
「食べておいしいと思ってもらえるだけでなく、『ラクレット』や『白いオムライス』のように、他ではなかなか味わうことのできないメニューで新しい発見を提供していきたい」と小野さん。「バースデーサプライズができるよう、チョコソースで名前を描いた特大プレート料理も提供していく予定」とも。
営業時間は、ランチ=11時~15時、カフェタイム=15時~18時、ディナー18時~22時。火曜定休。