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浜松で日本酒の利き酒イベント 108銘柄超える全国の日本酒を飲み比べ

今年の目玉「しおり」をもつ実行委員長の加藤國昭さん

今年の目玉「しおり」をもつ実行委員長の加藤國昭さん

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 「日本酒大きき酒会 in HAMAMATSU 2018」が11月2日、浜松駅前のプレスタワー(浜松市中区旭町)で開催される。主催は「日本名門酒会 浜松支部」(TEL 053-485-3536)。

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 県西部にある約20店の酒屋で結成する同団体。近年、日本酒の売り上げが右肩下がりで、日本酒の魅力を伝え盛り上げていこうと2010年から行っている同イベント。日本酒は米がなければ作れないことから、「日本の田んぼを守ろう」という思いも込めて毎年一回開催している。今年は日本各地で災害が続き、観光客の減ってしまった地域では経営の苦しい蔵元が多いことから、テーマを「和酒de絆」に設定。浜松の人たちに日本酒をPRすることで、蔵元を支援したいという思いも込めて開催する。

 イベントを始めた当初は108の煩悩の数に合わせ、108銘柄の日本酒を用意。今年も108を超える銘柄をそろえ、自由に利き酒することができる。北海道の「男山」や南阿蘇の「れいざん」など、北海道から九州まで45都道府県の日本酒を集め、各県1つ以上の銘柄を用意。中には1万円を超える日本酒もあるという。全ての酒を利き酒した人には認定証が贈られる。今年の目玉として貴醸酒(きじょうしゅ)のパイオニアと言われる「華鳩」の「しおり」を用意する。

 当日は静岡の「若竹」や、宮城県の「一ノ蔵」、山形県の「大山」、福島県の「大七」、高知県の「司牡丹」の蔵元の担当者が来場。各蔵元の大吟醸から純米酒まで約5種類を用意し、日本酒の説明を行う。

 今年で9回目を数える同イベント。毎年300人を超える来場者があり、年々女性客や若者の来場者が増えている。中にはイベント会場で試飲した日本酒を購入したいという人や、7年連続で全ての日本酒を利き酒した人もいるなど、毎年好評だという。

 「当イベントの知名度も上がり、静岡市や名古屋などの遠方から来場してくれる人も増えた。ほかの地域ではやっていないことなのでぜひ来てもらいたい」と実行委員長の加藤國昭さん。「埋もれてしまっている良い酒を発掘し、積極的に発信していきたい。浜松の経済にも貢献できたら」とも。

 開催時間は18時30分~20時。前売り=2,000円、当日=2,500円。

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