ラーメン店「ひだ 中華そば 陣屋」(浜松市西区舞阪町、TEL 053-596-5030)が10月18日、浜松・舞阪町にオープンした。
愛知県長久手市で友人が経営するラーメン店の味が好きで、自らもラーメン店を始めようと考えた店主の七原哲也さん。友人の作るラーメンは、高山で「中華そば」として親しまれる高山ラーメン。高山ラーメンの店は愛知でも珍しく、満席になることも多く地域で人気の店だという。七原さんは友人の店で2カ月間修業し、地元浜松でも高山ラーメンのおいしさを広めようと帰省。理想の物件を見つけたことから、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約27坪。カウンター8席、テーブル12席の計20席。友人の店のように、街なかから少し離れ駐車場のある場所を選んだ七原さん。和風の内装で、木目の壁の落ち着いた雰囲気の店内に改装。席と席との空間を広く取り、明るく清潔感のある店に仕上げた。
メインで提供する「飛騨中華そば」(並=680円)は濃い口のしょうゆ味。鶏と魚介からだしをとったダブルスープで、魚介の香りがよく、鶏とのバランスがとれたスープに仕上げているという。麺はスープによく合う極細の縮れ麺を使う。炙(あぶ)った厚切りチャーシューや厚切りのシナチクをトッピングして提供。酢を入れて食べるのが高山地方のスタイルだという。
ほかにも、鶏の脂「チー油」を入れた少しこってりとした「陣屋醤油」(並=730円)や、チャーシューに鶏のもも肉を使い、桜えびをのせた「鶏そば」、塩だれの「陣屋そば塩」(以上、並=730円)なども用意。サイドメニューには、高山で名物のおあげを炙った「陣屋とうふ」(230円)や、チャーシューとシメジを炊き込んだ「炊き込みご飯」(大=220円)などもそろえる。
「25年ぶりに地元に帰ってきたが、周りの人がとても親切で温かく、応援してくれるいい人ばかり」と七原さん。「地域の人たちに愛される店にしていきたい。浜松でも高山ラーメンを広めていけたら」と意気込む。
営業時間は11時~14時、17時30分~20時。火曜定休。