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浜松・貴布祢のオーダーメード家具店が9周年 カントリースタイルの木工家具を

「浜松ウッドコレクション2018」で優秀賞を獲得した「ヒノキ材とビー玉のコラボレーション」

「浜松ウッドコレクション2018」で優秀賞を獲得した「ヒノキ材とビー玉のコラボレーション」

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 手作り木製家具店「SHOP ONPU」(浜松市浜北区貴布祢、TEL 053-545-6585)が10月10日、9周年を迎えた。

カントリー調のオリジナル家具が並ぶq

 親の跡を継ぎ、ベッド製造の下請け業者として木工業を営んでいた店主の町田慶児郎さん。近年、ベッドの生産も海外で行われることが多くなり、自ら作ったオリジナルの商品を販売して生計を立てていこうと考えた。当時、妻の好きだったカントリー家具をイベントで展示販売したところ、興味を持つ客が多く、店はどこかと聞かれることも多かったため、オーダーメードのカントリー家具を専門とした木工家具屋としてオープンした。

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 オープン当初は店の存在を知る人も少なく、集客に苦戦。しかし、イベントに出るたび店の紹介をすることで、来店につなげる努力を続けた。「オリジナル家具店としてはゼロからのスタートだった。大型家具店に行けば、それなりの家具はすぐに手に入る。どこに当店の価値を出し、客に満足してもらうかが課題だった」と町田さん。努力が実り、徐々に顧客も増えていき、気に入ってリピートする客も増えたという。

 店舗面積は約10坪。店内は自ら施工し、カントリー調の家具が映えるよう、白の塗り壁と、木張りの床。オリジナルの家具やインテリア雑貨が店内に並ぶ。キッズコーナーも作り、オリジナルのママゴトキッチンセットを設置。小さい子どもには人気があり、女の子も男の子も喜んで遊ぶという。

 作る家具はすべて1点もののオーダーメード。「あなたの思いをカタチに」をコンセプトに、素朴さのある優しい雰囲気の家具を作る。テレビボードやテーブル、チェア、チェストなど町田さんが作ることのできる家具はすべて対応。客のイメージや、希望の寸法を聞き、デザインラフを描く。その後、図面に落とし込み工房で製作。カントリー調の家具は女性から人気があるだけでなく、子ども用の学習机やママゴトキッチンセットも人気があり注文が多いという。どの家具も、年月が経つにつれ、色合いや風合いが変わり、経年変化を楽しむこともできる。

 今年はヒノキやスギなどの天竜材を使った製品を審査する「浜松ウッドコレクション2018」に出品。町田さんの作品「ヒノキ材とビー玉のコラボレーション」が優秀賞を獲得した。車の玩具や星型のインテリア小物、木製時計などにビー玉を埋め込み、光を浴びることでビー玉の色がサンキャッチャーのように美しく光を伸ばすところが特徴。イベントで販売をすると、女性うけがよく、光が美しいと好評だという。

 「今は地域の人たちに見て楽しんでもらうような店舗だが、将来的には地域の人にとって憩いの場にしていきたい。家具やインテリアを楽しみながらカフェを楽しめるような空間にできたら」と町田さん。「今は女性目線の優しいかわらしい家具が多いが、今後は男性向けの違ったスタイルも考えていきたい」とも。

 営業時間は月曜・火曜・木曜・金曜=11時~17時、土曜・日曜=13時~18時。水曜・第2・第4土曜定休。