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浜松・湖東町にスリリングな自動販売機 派手な飾りと何が出るかわからない仕様で話題に

「何が出るかわからない自販機」

「何が出るかわからない自販機」

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 浜松・湖東町の自動販売機が現在、「スリリングな自動販売機」とSNSで話題になっている。

キラキラと輝く派手な見た目にした缶

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 西区湖東町の茶畑と県道に挟まれた場所に位置し、大きな通りからは小屋で隠れて見つけることが難しい同販売機。見つけた人がSNS上に写真をアップロードしたことで、見た目の派手な飾り付けや何が出てくるか分からない仕様に注目が集まり、SNS上で「面白すぎる」、「新規ビジネスモデル?」、「スリリングな自動販売機」とさまざまなコメントが寄せられ話題になっている。

 約3年前まではコカ・コーラ社の自動販売機が置かれていた同所。近年、自動販売機の経営が難しく、周辺の自動販売機を撤去する業者が相次ぐ中、「生き残るために何かしよう」と考えた管理人の古橋さん。仕入れや品揃えを自分で全て管理できるものに切り替えた。今までにもフィギュアを置いたり、ようかんを販売したりするなど工夫をしてきたが、現在の奇抜なデザインに仕上がったのは昨年末のことだという。

 見本として飾られる缶を金色や銀色の折り紙で巻き、夜でもライトでキラキラと輝き目立つ仕様の同販売機。缶の中央に手書きポップで、商品の内容を「お茶」や「ブラックコーヒー」、「甘酒」などをアバウトに表記。どのメーカーのどの商品が出るか分からないようにしている。空いたスペースにはフィギュアを飾り、楽しさを強調。「キラキラで楽しい。何が出るかワクワクするのでは」と笑いながら話す古橋さん。「PMの紅茶」と表記されたところからは、数種類の「午後の紅茶」が出る仕様になっていて、「ようかん」も抹茶や芋、栗、塩など複数の種類の中からランダムで出てくるという。精力剤の「赤まむし」や、海外から輸入した味のビスケット「ココビス」などもそろえ、「チップスターおまかせコーナー」には、普通は手を出さないような変わった味付けの物を用意しているという。ほかにも、5カ所に全く中身の分からない「?」表記の飲料を配置。一定の商品が出る物もあれば毎回違う商品が出る物もあり、安い物は50円の格安設定で販売。売れば売るほど赤字になる可能性が高いという。

 「楽しければ何でもいい」と古橋さん。「何をやってもすぐに廃れてしまうもの。今は次の展開を考えていて、怪獣のフィギュアを集めている。今後も期待してほしい」とも。

 商品の販売価格は50円~120円。

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