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浜松・田町にパブにチョコレート風味のバレンタインビール 1カ月かけて味を調整

醸造技師の千葉恭広さん

醸造技師の千葉恭広さん

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 パブ「OCTAGON BREWING(オクタゴン ブリューイング)」(浜松市中区田町、TEL053-401-2007)が2月6日、バレンタイン用クラフトビール「ラブ ユアセルフ」の販売を始めた。

コーヒーとカカオのフレーバーのクラフトビール「ラブ-ユアセルフ」

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 自家醸造のクラフトビールを提供する同店。月に3~4つのペースで新たなクラフトビールを作り提供している。季節イベントに合わせたクラフトビールを作ろうと、今回はバレンタインに向けた新商品を考案。浜松のコーヒー店「アニーコーヒー」の協力を得て、コーヒーとカカオのフレーバーの商品を開発した。

 ちょうど良いコクを出すために、中深煎(い)りで仕上げた「カフェオルキデア」という酸味の少ないコーヒー豆を使う同ビール。醸造タンクに入れる際、一番いい状態になるよう時間を逆算して焙煎。チョコレートらしさがでるようコクと香りが出やすく、発酵を邪魔しないカカオも加えた。初めはカカオの風味が出すぎてしまったが、原材料の配合に気をつかい、日々状態を観察し味をととのえ、約1カ月間かけて完成させた。チョコレートとコーヒーを主役にするために、あえて麦芽の香りが主張しすぎないよう、調整したという。

 甘みはあまりなくカカオ風味が出たさっぱりした黒ビール。香りや飲み口はコーヒーらしい風味があり、後味でチョコレートのようなカカオのフレーバーが感じられるという。ビールらしさを残しつつも、飲み始めと飲み終わりに違いがあり、2度楽しめる味わい。ビターなチョコレートとペアリングすることでよりおいしく飲むことができるという。

 「ビール好きの彼がいる女性は、チョコレートを渡す代わりに同ビールをプレゼントしてみてはどうか」と醸造技師の千葉恭広さん。「普通は無いようなビールに仕上がった。クラフトビールの多様性を知ってもらいたい」とも。

 価格はレギュラー(285ミリリットル)=700円、ラージ(420ミリリットル)=1,000円。提供は約1カ月間を予定する。

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