ハンドメイドショップ「WORLD K」(浜松市南区遠州浜、TEL 090-3580-3751)が2月17日、8周年を迎えた。
バッグやポーチ、アクセサリーなど、さまざまなハンドメイド雑貨を販売
開店以前は自宅2階の部屋を開放し、年に数回ショップを開いていた店主の木村清子さん。駐車場が少なく客が集中して来店すると近隣に迷惑がかかる問題があったことや、店を持ちたいという思いもあったことから、開業を決意。夫や友人の協力を得て8年前に自宅の庭に約4坪の小屋を建て、営業を開始した。
始めは昭和レトロやカラフルポップなハンドメイド雑貨を販売してきた同店。時代のニーズに合わせたハンドメイド雑貨をそろえ営業してきた。現在はアラサーからアラフィフの大人な女性に向けたものや、子どもの通園通学グッズなどを作り販売している。
店内にはバッグやポーチ、アクセサリー、子ども用の通園・通学グッズなど、さまざまなハンドメイド雑貨が並ぶ。市内の作家とコラボして作ったペンケースやポーチは、ラメの入ったイニシャルを入れることができ、赤や黄色、ピンクや青、紫などカラーリングも豊富にそろえる。ビンテージボタンを使ったアクセサリーや、入学・卒業式などに使うようなコサージュ、バッグにつけるフラワークリップなども取り扱う。「こういう商品だったら」「こんなものが欲しい」という客の要望に細かく応え、オリジナルの商品を作り提供している。子ども用のランドセル肩パットやシートベルトカバーなど、客の要望から生まれた商品も多いという。ほかにも、子ども用のマスクや箸入れなども用意。女の子はハートやフルーツ、スイーツなどの柄で、男の子は星や迷彩、恐竜やアメリカンな柄などさまざまな種類を用意し、選ぶ楽しさも提供。「客の声をダイレクトに聞け、それを商品化できることは強み」と木村さん。客の要望に細かく応えることで、「理想が形になってうれしい」と客から好評だという。
約4年前に、パラリンピックの競技「ボッチャ」の若手選手から、競技で使う球を入れるケースを作ってほしいという依頼があった。車いすでも持ち歩ける軽い素材で、かわいいデザインがいいとの要望に応え商品を製作。何度も改良を重ね作り上げたという。「後日、本人から商品を持った笑顔の写真が届き、人の役に立てたことが実感できとてもうれしかった」と木村さん。「自分が作りたいと思って作ったものを気に入ってくれることもうれしいが、客の理想の商品を作り喜んでもらえることが何よりうれしい」とも。
8周年を記念し、マグカップやミニ巾着、トレーナーやマグカップなどのノベルティーグッズも製作。今後は一人の力だけでなく、いろいろな分野の作家とコラボすることで商品に広がりを出し、お互いの相乗効果を生み出していくという。木村さんは「今後も客の望む新しいものを作っていきたい」と意気込む。
営業時間は金曜=10時30分~19時、土曜・日曜=10時30分~17時。