プリン専門店「浜松プリンPriful(プリフル)」(浜松市西区湖東町、TEL 053-525-7223)が3月8日、浜松・湖東町にオープンした。
浜松西インター横に店を構える「さかな家物産店」が運営する。「さかな家物産店」は団体の観光客向けに浜松の土産物や飲食事業などを行ってきたが、近年、大型バスでの観光客が減り個人旅行客が増えていることから、個人客の集客を図り、女性が喜ぶようなスイーツ専門店を始めようと決意。浜松は2004年に「浜名湖花博」を開催し、ガーベラの生産量も日本一の「花の街」であることから、花をテーマに設定。プリンとフラワーを掛け合わせた造語「プリフル」という店名で、地元の食材を使ったプリン専門店としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約19坪。今まで団体客の食事スペースとして利用していた場所を改装。色とりどりの花を飾り、店頭の花壇にも花を植え華やかな雰囲気に仕上げた。
プリンはバニラビーンズの分量を多めに設定し、滑らかで濃厚な味わい。洋菓子店「パステル」の「なめらかプリン」の開発者で、洋菓子店「プルシック」の所宏史シェフ監修の下、作り上げた。
「プレーン」(390円)と「抹茶」「フラワープリン」(以上430円)の3種類を定番メニューとして用意。フラワープリンはローズの香りが豊かなプリンで、見た目もバラの花のように華やかな色合い。実際に食べられる花「エディブルフラワー」がジュレの中に入っている。ほかにも「三ケ日みかん」と「いちご」(以上450円)のような季節のフルーツを使った商品も展開。フルーツ系プリンは、プリンとフルーツジュレの2層で見た目も美しく仕上げる。ミカンやイチゴは地元農園の採れたてフレッシュフルーツを使い、今後はマスクメロンやブルーベリー、次郎柿などの展開も考えているという。
「浜松のいろいろな企業とタイアップし、浜松の街を盛り上げたい」と社長の宮近邦人さん。「当店のプリンを浜松の名物土産にするだけでなく、同所を浜松の食べ物や土産物を集めた『グルメパーク』へリニューアルすることも計画している。まずは地元の人に認知してもらい、観光客の人には『浜松はいいところだ』と喜んでもらえるような施設にしたい」とも。
営業時間は10時~17時。