パン店「クロワッサン&焼き菓子 Annie」(浜松市西区神ケ谷町、TEL 080-1610-9918)が3月1日、浜松・神ケ谷町にオープンした。
調理師専門学校に通っているころからいつか独立店を持ちたいと夢見ていた店主の原田真妃さん。専門学校卒業後は老舗の菓子・パンメーカーで約15年間働いてきた。約7年前、家を建てるタイミングで家にパン店用のスペースを確保。当時はまだ子どもが小さく店を始められなかったがが、4月から子どもが小学校に上がるタイミングで出店を決意。自宅の一角をパン店に改装し、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約5坪。木のカウンターとディスプレーで、ナチュラルで優しい雰囲気の店内。店名は子どもが好きなミュージカル「Annie」からとり、店のイメージカラーもAnnieの赤色を使う。商品ポップのクリップは、クロワッサンの形で、手作りしたパンのマグネット小物も販売する。
商品はパンや焼き菓子など約30種類を用意。あっさりして優しい味わいだと評判の「クロワッサン」(220円)は主軸商品として提供。パリッとした食感を出すためにフランス産の小麦を使い、バターは北海道産の無塩バターを使う。ゴルゴンゾーラチーズとクルミを使った「ゴルゴンゾーラクロワッサン」や、抹茶風味の「クロワッサン・ザ・マンド(抹茶)」など、クロワッサン生地のパンを幅広くそろえる。季節の野菜のキッシュ「原田さん家のキッシュ」や「大葉明太クロワッサン」(以上、250円)など総菜パンも用意。どのパンも、上白糖ではなくきび砂糖を使うことでコクを出し、優しい味わいに仕上げる。ほかにもクッキーやラスク、スコーンなども提供。クロワッサンの形をした「Annie クッキー」(350円)は形がかわいらしいと人気があり、土産や贈答用に買う人もいるという。
「この地域は年配の人が多く、スーパーに通うのも大変。歩いて通える環境に当店ができてうれしいという声も聞け、私もうれしい」と原田さん。「地域の人に喜んでもらえる店にしていきたい。周辺に農家の人も多く、農家の人たちの野菜を使って子どもから大人まで食べてもらえるようなパンも作っていけたら」とも。
営業時間は8時~売り切れ次第終了。日曜・月曜定休。