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浜松・入野町の菓子工房が5周年 「3世代で楽しめるお菓子」コンセプトに

店主の山下敦さん

店主の山下敦さん

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 菓子工房「Grand jete(グランジュテ)」(浜松市西区入野町、TEL 053-440-6636)が5月10日、5周年を迎えた。

シンプルにこだわったケーキや焼き菓子を並べる

 市内のケーキ店で働いてきた店主の山下敦さんは、5年前に実家に近い同所で独立。自分の店で客の反応を見ながら提供したいという思いで開業を決めたという。

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 「3世代で楽しめるお菓子」をコンセプトに、同じ味を3世代で共有できるような菓子作りを心がける同店。「おじいさんおばあさんが娘や孫を連れてきてくれたらうれしい」と山下さん。製造は山下さん一人で行い、客とのコミュニケーションを大切にしたいという思いから店内と工房の間に窓を設ける。製造しながらでもあいさつは欠かさず、客との会話を大切にし、接客も積極的に行う。山下さんは「5年間、苦労したと思うことはなかった。楽しくやってきている」と話す。オープン当初から通い続けてくれる客や、客との会話の中で「結婚した」「子どもができた」など喜びを共有してくれることがとてもうれしいという。

 ケーキはシンプルな構成で甘さを控えめに製造。おすすめメニューはあえて設けず、客が「食べたい」と思い「好き」になってくれるような菓子作りを目指しているという。ケーキの大きさは「残さず食べ切れるようなサイズ」で作ることにこだわる。「きれい」や「かわいい」ではなく、「おいしそう」と思ってもらえるような見た目を考えて製造しているという。「いちごのショートケーキ」や「チョコレートケーキ」(以上、388円)、「フランボワーズ」、「ガトーフロマージュ」(以上、410円)、などを定番メニューとして提供。ショートケーキであればイチゴを、モンブランであればクリなど、素材の味が分かりやすいように心がける。現在は季節のメニューで静岡緑茶のモンブラン「雅(みやび)」(442円)や「川根茶プリン」(280円)などを用意。山下さんは「これからの季節はメロンショートを待ち焦がれている客も多い。当店は『お菓子工房』なので洋菓子だけにこだわらず、夏には水まんじゅうやようかんも販売する」と話す。ほかにもクッキー約15種類とマドレーヌやフィナンシェなどの焼き菓子も提供。国産小麦と国産バターを使い、食感の違いを出しながら香りや風味にこだわり作る。

 5周年を迎え、買い物をした人にロゴ入りのオリジナルなのハンドタオルを配布。山下さんの理想の形である3世代で来店する客も多いが、男性一人で来店するケースも目立つという。「仕事帰りに家族のためにと当店に寄っていく人もいる。おいしいと奥さんが買いに来てくれた時はうれしかった」と山下さん。「長くやっていきたいので、これからものんびりとやっていきたい。今のままではだめな点もあるので、変化をつけて頑張っていけたら」とも。

 営業時間は10時~19時30分。水曜定休。

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