イベント「VEGI SESSION」が9月8日、カフェ「お茶の間のおと」(浜松市中区半田山)内の「浜松ふうどラボ」で開催される。主催ははままつらぼ。
浜松をよりよい街にしようと有志が集まり約4年前に立ち上げた同団体。代表の干場弓子さんは浜松に移住してから、浜松の旬の野菜を旬の時期に食べ、食から季節を感じることができるようになり、浜松は食の豊かな土地だと感じていた。浜松の食にもっと注目してもらおうと、今年2月からプロジェクト「浜松ふうどラボ」を始動。浜松の食材をただ食べるだけでなく、生産者と料理人、食事をする人をつなげる場としてイベントを開催する。
テーマは「作って、食べて、楽しく遊ぶ」。当日は、年間100種類以上の野菜を出荷している三方原台地の加藤農園の野菜を使い、ピザ作りのワークショップ「PIZZA DE ART」を開催。市内で料理教室をする矢田美由紀さんが指導し、加藤農園で採れたナスやニンジン、ピーマン、クウシンサイなどを使ったピザを作る。赤いオクラやツルムラサキなどの珍しい食材も用意。自分でテーマを決め、ピザ生地に野菜でアートを作成。食とアートを組み合わせることで、食を楽しむ1つのきっかけにしてほしいという。
食事の際、はままつらぼが作った総菜(別途料金)も提供。浜松の野菜を使ったラタトゥイユや、ニンジンのポタージュ、加藤醤油(しょうゆ)のみそを使った野菜ディップなどを用意する。参加者が家に帰ってもレシピを確認できるだけでなく、イベントに参加していない人でも浜松の野菜や食に興味持ってもらえるよう、レシピはホームページに掲載。今後もイベントのレシピは、随時追加しストックしていくという。ほかにも、趣味でお茶を研究する長谷川滋春さんが、ピザに合う独自ブレンドしたお茶を提供。ピザとお茶を組み合わせたときの面白いアイデアを共有していきたいという。さらに農家に対しても興味を持ってもらおうと、加藤農園の旬の野菜の販売するマルシェも行う。
「まずは多くの人に参加してもらい、浜松の食を楽しんでもらいたい」と干場さん。「今後もイベントを開催していき、メニューをストックしていくことで、多くの人が浜松の食のメニューを見ることのできる環境を作っていく。浜松の食に関する媒体を築き上げていきたい」とも。
開催時間は11時~、12時~、13時~、14時~の4回。参加費はワンドリンク付きで900円。ウェブフォームから予約できる。