セレクトショップ「laid-back(レイドバック)」(浜松市中区田町、TEL 053-458-7010)が9月1日、浜松・田町に移転リニューアルオープンした。
約12年半、神明町のゆりの木通り沿いで営業をしてきた同店。10年以上経過し、気持ちを新たに店舗のリニューアルをしたいと考えていた店主の大石剛士さん。今まで来店したことのないような人にも店を知ってもらいたいという思いがあり、繁華街への移転を考えていた。タイミングよく同所が空いたことを知った大石さん。約10年前に同テナントを1日限定のイベントで借りたこともあり、立地やスペースなど使い勝手が良いと思っていたため、移転を決意。店内外を改装し、以前の約3倍の面積の同所で移転リニューアルオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約55坪。「laid-back」には「ゆっくり」や「リラックス」の意味があり、店内もゆっくりとできるような広々と奥行きのある空間。1階は服飾の販売をメインに、内装はどのブランドでも映えるよう白と黒を貴調にした高級感のあるデザイン。展示会の商品を一般客に予約販売する「受注会」を頻繁に開催することから、2階はイベントスペースとして利用。天井が吹き抜けの部分もあり、明るく自然光が入る。客とゆっくりと話ができるよう、ソファとテーブルも用意した。
ブランドは国内外の約30ブランドの商品を販売。静岡県内では唯一同店のみの取り扱いで海外のセレブが愛用している「READYMADE(レディメイド)」や、東京オリンピックのユニホームのデザインを担当している「N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)」、若者からの人気がある「RESOUND CLOTHING(リサウンドクローシング)」などをそろえる。常に最新のトレンドアイテムを取り入れながらも、定番商品も仕入れる同店。服飾に限らず、靴やバッグ、キャップなど幅広いアイテムを並べる。20~40代が多く来店し、三重県や岐阜県など、遠方からの客も多いという。
岐阜県から来た和田隆志さんは「2カ月に1回くらいの頻度で、岐阜から約3時間かけてくる。服のセレクトがいいだけでなく、スタッフの接客スタイルがとてもよく、楽しませてくれる。他店にはない魅力があり『岐阜から来てよかった』と思わせてくれる」と話す。
「ここは、昼はサラリーマン、夜は若者が多く通り、今まで来たことのないような人が来店してくれる。さらに幅広い人に当店を知ってもらいたい」と大石さん。「以前よりも高級感を出し、ゆったりとした空間となったので、新しくなった当店にぜひ足を運んでもらいたい」とも。
営業時間は11時~20時。水曜定休。