クレープ専門店「MOMI & TOY’S」が10月1日、浜松・天王町のイオンモール浜松市野(浜松市東区天王町)内にオープンした。
東京が発祥で、関東地方を中心に約60店舗を展開し、台湾や中国など海外にも出店する同店。もとはパティシエだった創業社長の「常識にとらわれることのない本当においしいクレープを作りたい」という思いを大切に営業する。
浜松で木工業の会社を経営する社長の梁崎(やなさき)由喜夫さんは新事業として飲食店経営を考えていたところ、縁があり同店の味を知った。クレープの味に感銘を受け、「この味を浜松でも広めたい」と思い、フランチャイズ店として出店を決意。ベーグル専門のグループ店「BAGEL & BAGEL」のメニューも合わせ、オープンにこぎ着けた。
静岡初出店となる同店。同モール内2階のフードコートに位置する。大人向けのクレープ店として、外観はブラウンを貴重にシックで落ち着いた雰囲気に仕上げ、看板も路面店のような雰囲気を出し、クレープ発祥のフランスらしさも出したという。さらに、クレープを焼く姿が見えるようオープンなキッチンにした。
メニューは「いちごホイップ」や「ばななチョコホイップ」(以上490円)などオーソドックスな味から、「オリジナルティラミス」(570円)などクリーム量を増やしたボリュームのあるクレープなど24種類を用意。「とろけるクレープ」をコンセプトに、生地とクリームにこだわる。使う小麦粉は最小限に抑え、代わりにアーモンド粉を使うことで歯切れのよい生地。高温の鉄板で約5秒で焼き上げ、外はカリカリ、中はふんわりと仕上げる。リキュールを入れ、口溶けを軽く甘さもひかえたクリームと、こだわりの生地が口の中で同時にとろけるように作っているという。
ほかにも「チョコアーモンド」(340円)のようなシンプルなものや、「ツナチーズサラダ」(490円)のような食事系クレープもそろえる。さらに、「てりやきチキン」や「ごぼうとチキンの焙煎(ばいせん)胡麻サラダ」(以上550円)のようなベーグルサンドイッチメニューも提供。オーダーが入ってから作り、温かく出来たてを提供できるよう心掛けている。
梁崎さんは「地元で飲食事業を始めたいという思いが強かった。当店の味を浜松の人にも味わってもらい、クレープの魅力を共有できたら」と話す。
営業時間は9時~22時。