「エアフェスタ浜松 2019」が10月20日、航空自衛隊浜松基地(浜松市西区西山、TEL 053-472-1111)で開催される。
基地を一般に開放することで来訪者に航空自衛隊および基地の認知向上を図ることを目的として開催されている同イベント。もともと北基地と南基地に分かれて行われていた航空祭を1989(平成元)年に合併し、浜松基地航空祭となり、1998(平成10)年よりエアフェスタに名前を変更した。東日本大震災が起こった平成23年を除き毎年開催しており、昨年は約13万人が来場した。
例年人気のプログラムは、会場上空で行われる展示飛行。今年は、T-4練習機によるオープニング飛行やアメリカ空軍のPACAFデモチームによるF16戦闘機の展示飛行、航空自衛隊によるブルーインパルスの曲技飛行などが行われる。「毎年開催されるブルーインパルスの飛行は特に人気が高く、それを目的で来場する人も多い」と広報班の渥美江里加さん。
地上展示としては、ほかの基地でもほとんど公開していない、T-4の脚を出し入れする「T-4脚リトラクション」が見られる。また、9月9日に上陸した台風15号で被害を受けた千葉県に給水派遣された際の写真など、災害派遣時の様子がわかる写真の展示も行う。県内で開催される2019年ラグビーワールドカップの大会ロゴマークなどを塗装した、T-4の記念塗装機も展示する。
ほかにも、会場内には売店が設置され、音楽演奏や太鼓演舞、花自動車や航空機、装備品等の展示、消防放水体験などのプログラムを予定している。
渥美さんは「令和初めての開催となることから、夢と希望に満ちた新時代の幕開けを感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は8時~15時。入場無料。