「えんてつダイニング」(TEL 053-457-0001)が10月19日、遠鉄百貨店(浜松市中区砂山町)にオープンした。
レストラン街が17年ぶりに大幅リニューアルをし、「えんてつダイニング」として、開放的でカジュアルに楽しんでもらえる空間へと生まれ変わった。面積が約1.8倍に広くなり、店舗数も7店舗から9店舗に増加。大幅な入れ替えを行い、浜松初出店の店舗や浜松名物を取り扱う店舗がそろった。ベビーカーや車いすでも利用しやすいよう、道幅を広く取るなど、家族連れも来店しやすく配慮。営業時間を23時まで延長することで、宴会利用や観光客も利用しやすくなった。
リニューアル前から話題となっていたのは、人気レストランの「さわやか」の出店。静岡県西部地区ではこれまで駅前に店舗を構えていなかった同店。近隣の店舗では週末になると他県ナンバーの車が多く来店している。今回、県外客が利用しやすいよう県西部初の駅に近い店としてオープンを決めた。「オープンに合わせて県外からわざわざ訪れた来店客もいた。ありがたく身が引き締まる思い」と店長の内山潤さん。
ほかにも、A-5ランクの中でも厳しい条件をクリアした「山形セレクション認定牛」を直営牧場から一頭買いし、通常なかなか食べることができない希少部位も提供する「山形牛焼肉 牛兵衛草庵」や、台湾で行列のできる小籠包専門店「京鼎樓(じんでぃんろう)」のグループの「鼎’s(でぃんず) by JIN DIN ROU」など、浜松初出店の店も軒を連ねる。
食事の時間に来店客が集中することもあり、待ち時間の有効に活用してもらうよう、スマートフォンを使っておおよその待ち時間が確認できるシステムを一部店舗で導入したことで、「順番が来るまで、違うフロアを自由に見て待つ来店客が増えた」と、営業本部の浦谷麻由さん。
オープン直後の土日は、開店から閉店まで来店客が途切れることがなく、百貨店が閉店する19時半以降も入店待ちが続いた。お昼から15時ごろまでは、さわやかでは1時間半~2時間待ち、他店舗でも30分待ちとなった。
「一部店舗では、飲み放題コースや宴会コースも用意。駅が近く便利なのでぜひ宴会にも利用してほしい」と浦谷さん。「観光や出張で訪れた県外の方にも浜松の味を気軽に楽しんでほしい」とも。
営業時間は11時~23時(一部は、22時まで)。