チーズハットグの店「オッパブンシグ」が11月30日、浜松・鍛冶町のザザシティ(浜松市中区鍛冶町)内にオープンした。
チーズハットグは、もともと韓国の屋台などで売られている韓国式のアメリカンドッグ。中にチーズが入っていて、砂糖やケチャップ、マスタードなどをかけて食べる。東京のコリアンタウンである新大久保でも人気が高く、行列もできる。都内で韓国焼き肉店やチーズハットグ店を経営する社長の李東喆(りどんちょる)さんが開いた。地方にも本場の味を広めたいと考え店舗を探していたという。
「縁があり」ザザシティに空き店舗があることを聞き、出店を決意。市内では、チーズハットグを食べられる場所が韓国焼き肉店など限られていると感じ、学生でも気軽に来店できるような店を検討。外装を考え、材料を調達し、オープンにこぎ着けた。
同モール西館内地下1階のフードコートに出店し、若い人は特にSNSを見て来店する人が多いことから、外観はピンクを基調とし、電飾を使用してインスタ映えするよう明るい雰囲気に仕上げたという。韓国の人気メニューを扱っていることが分かるよう、店名はハングルと日本語で表記した。
メニューは、「ジャンボモッツァレラチーズハットグ」(400円)と、角切りにしたポテトを衣にした「ジャンボポテトモッツァレラチーズハットグ」(450円)。凍らせたハットグを揚げる店舗も多い中、店内で一つ一つ手作りしている。串にチーズとウインナーを刺したものを準備しておき、注文を受けてから小麦粉やコーンの粉を使った生地を巻き付け、4~5分揚げて出来たてを提供する。チーズが伸びなければ返品交換に応じる。
ほかにも、韓国から取り寄せた餅やコチュジャン、唐辛子を使い、本場のレシピでトッポギ(300円~)も用意。おやきに似た韓国定番のおやつ「ホットク」や鶏の唐揚げを甘辛いタレで炒めた「ダッガンジョン」も順次提供し、夏には韓国のかき氷の販売も考えているという。
「手軽に本場の味を楽しめるので一度来て味を確かめてほしい」と李さん。「学生が食べに来てくれるよう、ワンコインで食べられることにこだわって価格を設定している。ボリュームはあるがリーズナブルだと思うので、気軽に訪れてほしい」とも。
営業時間は10時~20時。