焼き鳥と日本酒の専門店「吟坐（ぎんざ）」（浜松市浜北区貴布祢、TEL 053-581-8505）が、12月16日にオープンした。

珍しい日本酒や果実酒が並ぶ店内

　もともと焼き鳥店で働いていたオーナーの関直斗さん。その経験を生かしつつ大好きな日本酒をメインとした専門店をやりたいと考えた。地元の浜北の人たちに日本酒文化を広めたいという思いで物件を探し、駅から近く交通量が多い同所でのオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約32坪。カウンター10席、テーブル40席の計50席。店内は、「居心地の良い親父の隠れ家」をイメージしたという。フェンスや板金、鉄骨がむき出しになった天井は、シルバーと黒で統一し、ガレージにいるような雰囲気に仕上げた。2人～20人が入れる個室も用意。

　焼き鳥は、甘みとうまみが強く、冷めても硬くならないという肉質が特徴の鳥取県産「大山（だいせん）どり」を中心に、国産の銘柄鶏を用意。店で一本一本串打ちし、備長炭で焼き上げる。定番の「ねぎま」（200円）や、臭みがなくしっとりとした「レバー」（220円）が人気だという。ほかにも、「ネギ」や「しいたけ」（以上、130円）などの野菜串や、「アスパラ肉巻き」や「えのき肉巻き」（以上、180円）なども提供する。

　日本酒は常時40種類以上を用意。山形の「十四代」や、三重の「而今（じこん）」、福島の「飛露喜（ひろき）」など、日本各地から取り寄せた、有名な酒や知る人ぞ知る地酒を用意する。フルーティーなもの、アルコール度数が低いもの、ワインのようなもの、辛口でキレのあるものなどさまざまな日本酒を用意。ほかにも、酒蔵が作った果実酒やビールもそろえる。

　「こだわっているのは和酒なのでワインやカクテルは置いていない。日本酒が好きな人も苦手な人も、きっと合う酒に出合えると思う」と関さん。「今後新たな日本酒も用意していく予定なので気軽に遊びにきてほしい」とも。

　営業時間は18時～24時。火曜定休。