遠州鉄道が12月20日、「開運祈願あかでん1日フリー絵馬きっぷ」を発売した。
同鉄道沿線にあり、勝運や立身出世、安産、長寿などの神様とされる「浜松八幡宮」と、家内安全や商売繁盛、安産祈願で知られる「岩水寺」。市内でも有名な2つの施設とタイアップして作られた同切符。500枚限定で、すでに発売は開始しているが、遠鉄電車を利用して初詣に行ける切符として、2020年1月1日に利用を始める。
初詣だけではなく、開運祈願や受験の合格祈願などの参拝に利用してほしいという思いから、切符の形を、願い事を書き込む「絵馬」とした。木の質が良いとされ「日本三大人口美林」の一つでもある、天竜ヒノキの間伐材を使用。表には、「開運祈願」の文字と「赤電」としてなじみの深い赤い車体の電車の絵柄が描かれている。
「1日フリーきっぷ」と浜松八幡宮で利用できる「おみくじ利用券」、岩水寺で利用できる「家内安全お守り引換券(ステッカー型・非売品)」の3種がセット。通常販売されているフリー切符よりお得になっている。
「このような絵馬型の切符は初の試みだが、多くの人に喜んでもらえるとうれしい」と鉄道営業所の鈴木康俊さん。「初詣や合格祈願に出かける際はもちろん、観光にもぜひ利用してほしい」とも。
料金は、大人=1,000円、小人=500円。500枚限定で数量が無くなり次第販売終了。販売場所は、鉄道営業所(東区西ケ崎町)、新浜松駅、第一通り駅、助信駅など、9つの有人駅。