バー「~BAR&CAFFE~CHEERS(チアーズ)」(浜松市中区田町、TEL 053-523-6090)がオープンして1カ月たった。
「もともとしゃべるのが好きで、いろいろな人と仲良くなりたい」というオーナーの久米万里(ばんり)さん。建設業で働いていたが2017(平成29)年に腰を痛めた。いつか自分の店を持ちたいと思っていたこともあり、開業を決意。ゆっくりとした時間を過ごせるようにと、街から少し外れた同地にある店舗を契約。客と対面で話せることや、客同士も話がしやすいこともあり、カウンターがメインとなるバーの業態で、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。カウンター12席、テーブル6席の18席。飽きがこないよう、店内はコンクリート打ちっぱなしのシンプルな作り。初めての客でも入りやすいよう、中の様子が見える大きな窓を配置。内装工事をした際の下書きをわざと残すなど、肩肘を張らずリラックスできる空間に仕上げた。
ロックや水割り、ハイボールなどさまざまな飲み方ができるウイスキーは、「ジャックダニエル」や「マッカラン12年」「山崎12年」など14種類を用意。アガベという植物を100%使ったプレミアムテキーラ「パトロン」や「ドンフリオ」や、メニューにはないが、ドイツ生まれのジン「モンキー47」、高知の日本酒「酔鯨(すいげい)」など、こだわって仕入れた酒もそろえる。以前、久米さんが住んでいたオーストラリアでは、バーでコーヒーを出す文化があった。そこで、店名にイタリア語でコーヒーを意味する「CAFFE」を入れ、コーヒー、紅茶、ハーブティー、ルイボスティーなどもそろえる。ほかにも、浜松では数店でしか提供されておらず、口に嫌な臭いが残りにくい「シーシャ(水たばこ)」もあり、これを目当てにくる客もいるという。
久米さんは「仕事帰りや飲み会の前、飲んだ後の代行を待つ間など、ちょっと空いた時間でも気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は18時~翌2時。日曜定休。