2月14日のバレンタインデーを間近に控え、浜松ではバレンタイン商戦が佳境を迎えている。
遠鉄百貨店のバレンタイン商品「トーキョーチョコレート『プレミアムセレクションボックス』」
浜松駅前の「遠鉄百貨店」(中区砂山町)では、毎年恒例のイベント「アムール・デュ・ショコラ」を3つの会場で開催。海外37ブランド、国内64ブランドの計101ブランドが集結している。メインとなるのは本館8階の催会場。「今年は日本のいい素材・技術・季節の要素をモチーフにした国内ショコラに力を入れている」と営業本部の浦谷麻由さん。玄米茶とショウガ、柿など和素材を使ったトーキョーチョコレートの「プレミアムセレクションボックス」(1,728円)や、ドライクランベリーやアーモンドの食感を楽しめるベルアメール京都別邸の「スティックショコラアソートS」(1,512円)などが新しく並ぶ。ほかにも、本館3階では北海道展でも人気の高いロイズのスペシャルショップを開設。本館地下1階では、北東入り口特設会場に新登場の「GoodMorningTable」や話題の「小樽洋菓子舗ルタオ」など3ブランドが展開する。
「リープリング」(北区東三方)では、焼き菓子や生チョコ、ケーキなど幅広い商品を用意。今年の「ボンボンショコラ」(4個=972円)は、塩キャラメル味と清見オレンジの皮を使ったビターな仕上がりの清見ノワール味の2種類を詰めたセットを用意。「サブレショコラ」(2枚=280円)は、中にホワイトチョコを挟み、サクサクした食感で今年も人気が高いという。4種類のバレンタインケーキも用意。生クリーム付きで、定番商品としても人気の「ザッハトルテ」(1,080円)や、タルトにサクサクしたクランチを施した「タルトショコラ」(1.404円)。「この時期だけ9センチのケーキを用意している。ハートや花の形をあしらったバレンタインらしい仕上がり」と店主の近藤芳保さんは話す。
「ラ・ヴェリテ」(西区大平台)では、味や香りに重点を置いたオーソドックスなチョコレートを各種用意。定番商品では、手作りのカラメルを使うことで新鮮な香りを味わえる「プラリネバー」(6本=1,404円)が人気。4種のチョコとコーヒー専門店に焙煎してもらったコーヒー豆を砕いて使い、食感と香りを楽しめる「カフェショコラキャトル」(8粒=1,404円)もよく売れているという。今年の新作はすでに売り切れたが、プレーン、アールグレイに加え、新しくほうじ茶を加えた3種類の「生チョコレート」を販売する予定。ココアではなくチョコレートを使った焼き菓子「フィナンシェ」(205円)や、バレンタイン限定のチョコレートプリン「クリームショコラ」(475円)も用意する。
「ニコエ」(北区染地台)では、チョコレートの原料となるカカオ豆に注目。今年の新作として、カカオ豆を使った2種類を用意。ひとつは、もなかにカカオのガナッシュと十勝あずきを挟んで食べる「AMAZON CACAO MONAKA(アマゾンカカオモナカ)」(4,104円)。もうひとつはチョコの代わりにカカオ豆を使ったスコーンで、甘さ控えめでさっぱりとした「カカオ&チーズ」(324円)と和三盆がアクセントになっている「カカオ&キビ糖」(313円)。「香りはココアだがすっきりと飲める」とカカオの薄皮を使った茶葉「カカオティー」(864円)を一緒に購入する人が多いという。一昨年から発売し好評の「GRAIN CACAO(グレインカカオ)」(2,484円)は、チョコレートと穀物を組み合わせた食感。チョコの上には、アーモンドとピスタチオ、カカオニブ(カカオ豆)、フリーズドライしたストロベリーの4つを砕いたものをそれぞれ乗せ彩りよく仕上げた。