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浜松・雄踏にカフェ&レンタルスペース ドアや窓を集めた目を引く外観

オーナーの佐野洋一郎さんと「まめなり洋服店」オーナーの鈴木雅美さん

オーナーの佐野洋一郎さんと「まめなり洋服店」オーナーの鈴木雅美さん

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 カフェ&レンタルスペース「Reandy(りあんでぃ)」(浜松市西区雄踏町山崎、 TEL053-489-8000)が3月28日、オープンした。

1冊持ってきたら1冊持って帰ることができる図書館

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 30歳で工務店を設立し、40歳でコンテナ会社を設立したオーナーの佐野洋一郎さん。家を建築したあと、場所が無いため施主とのコミュニケーションが取れずにいたという。そこで、コミュニティーの場を作ることを検討。第2の庭として「物を作る」、「パーティーをする」、「バーベキューをする」など、家ではなかなかできない遊びをする場所を提供したいと考えた佐野さん。レンタルスペースとして、誰でも利用できる施設を造ることを決めた。

 店舗面積は約45坪。店内はカウンター5席とテーブル11席の計16席。店外はテーブルのみの40席。外のテーブルや椅子は移動が可能。コラボカフェとして、現在は「ほほえみ」(中区)の焼き菓子や「光緑園」(北区)の緑茶などを提供しているが、今後、さまざまな店の商品を用意していく予定。建物は、古い物や1回役目を終わらせたものを集めて建築。外壁の側面には、80年から120年ほど前のフランスやイタリアなどの廃材を使用。約120枚の扉や窓、初代フィアットのドアなどをパズルのようにはめこんだ。店内は、100年以上経過したイギリスをメインとしたアンティーク品を設置。日本のアンティーク品もあり、400個ほどの糸巻きを積み重ねて作ったパーティションや、1969(昭和44)年に作られた小さな木の椅子などさまざまな物をそろえる。ディスプレーとしてだけでなく、一部商品を除き販売も行っている。

 コンテナ部分は、現在4つのスペースが稼働。「旅するBOOK」は、1冊持ってきたら1冊持って帰ることができる図書館。「クラフトマーケット」では、もともと地元の和食屋の駐車場で販売を行っていた「まめなり洋服店」のハンドメードの洋服や雑貨を提供。ほかにも、レトロな雑貨とドライフラワーを使ってオリジナル雑貨を作れる「ヒトテマラボ」や、キッチンを備えた「クッキングスタジオ」も用意。外のスペースには、ハンモックや子どもが遊べるアスレチックコーナーと、仕切りがあるプライベートドッグランを用意。今後、1日1組限定のキャンプ施設や牧場とコラボして牛の希少部位を使ったバーベキューなども予定している。

 東京や大阪からわざわざ来る人もいれば、近所で農作業をしている年配の人が茶を飲みに来ることもあるという。市内に映画撮影に来ていた俳優の休憩所としても使われたという。「住んでいる場所ごとに、隠れた人気店や地元で人気のスポットがある。現在30ほどの店舗と提携しているが、今後さらに増やしていく予定」と佐野さん。「結婚式やミニコンサートなど、いろいろな使い方をしてもらえると思う。わくわくできる場所として利用してほしい」とも。

 営業時間は11時~16時。土曜、日曜、祝日は17時まで。水曜、第2日曜定休。レンタルできる施設や料金は店舗まで要問い合わせ。

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