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浜松・住吉のチーズ専門店が自宅でモッツァレラチーズの手作りキット

「お家でモッツァレラ」を持つ、工房長の鈴木淑子さん

「お家でモッツァレラ」を持つ、工房長の鈴木淑子さん

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 チーズ専門店「チーズ工房HAKU」(浜松市中区住吉、TEL 053-477-6316)が、「お家でモッツァレラ」の販売を開始した。

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 新型コロナウイルスの影響で、休校や外出自粛が続く中、「家で何か楽しいことができないか」と考えた工房長の鈴木淑子さん。家で気軽に楽しめて、普段できない「チーズを練る」という経験ができる同商品の発売を検討。一昨年のクリスマスに初めて販売した際、利用者からは「楽しい」と好評だったが、準備が大変だったことからその後は発売を見合わせていたが、今回、復活発売に踏み切った。

 セットの中身は、約8時間かけて作ったチーズのもととなるカード、布手袋、ビニール手袋、塩、説明書の5つ。カードの状態では乳酸菌が生きているため、本来どんどん発酵が進んでしまうが、同店のノウハウにより発酵を一時的に止めている。カード自体の賞味期限が短いため、2日に1回、5~10個ほど用意。数量限定となるため予約も受け付ける。

 熱湯をかけて練るだけで簡単にチーズ作りができる同商品。チーズを練る作業が楽しく、時間をかけてしまう人がいるが、チーズが硬くなってしまうため30秒ほど練ることを推奨する。180グラムのカードから、150グラムほどのモッツァレラチーズができる。「トマトとあえたりサラダにしたりするのもいいが、温かいままの出来たてをちぎりながら食べるのが一番」と鈴木さん。もっちりとした食感でかむほどにミルクの香りや味を楽しめるという。

 子どもを連れた父親や若いカップル、チーズが好きなリピーターをはじめ、めいや知人にと買っていく人もいる。「準備するのは大変だが、今の状況が収束するまでは続けていきたい」と鈴木さん。「外に出られず、子どもたちも暇を持て余していると思う。自分の家でできるイベントの一つとして家族でチーズ作りを楽しんでほしい」とも。

 価格は1,500円(税別)。営業時間は11時~18時。火曜定休。

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