浜松魅力発信館「The GATE HAMAMATSU(ザゲートハママツ)」(浜松市中区旭町、TEL 053-401-0223)に6月4日、来場客のマスク着用を判定するAIを搭載した家康くんロボットが登場した。
昨年1月にオープンし、観光客や出張で浜松市を訪れた人への観光案内所としての役割を果たす同館。旬の魅力を伝える場所として、浜松市に関連する展示を行っており、現在は今年築城450周年を迎える浜松城や徳川家康にまつわる展示が行われている。
同所の入り口に設置された「運気上昇出世大名家康くんウェルカムロボット」は「出世大名家康くん」のぬいぐるみに、AI技術を搭載。目の前に立つと、マスクを着用しているか、着用していないかを判定。マスクを着用している場合は「いらっしゃいませ、こんにちは、マスク着用ありがとうございます」とアナウンスし、大きくお辞儀をする。マスクを着用していない場合には「こんにちは、マスク着用は感染症予防に効果があります」とアナウンスし、小さくお辞儀をする。導入してまだ間もないが、「とてもかわいらしい」と笑顔で見る来店客が多く、近隣の観光施設から同ロボットを取り入れたいと声が掛かっているという。
新型コロナウイルス感染拡大予防のための対策として、スタッフはマスク着用。店内にはアルコール消毒を設置。カウンターに飛沫防止のためのビニールシートを設置し、レジ前など密集しやすい場所に立ち位置の線を書いている。換気のために自動ドアの開放も行っている。
「来店した人がマスクを非着用の場合、声掛けしなくても自然にマスク着用を促すことができる」と店長の鈴木麻佑子さん。「期間限定なので、街中に来たときはぜひ立ち寄ってかわいい家康くんを見ていってほしい」とも。
営業時間は10時~19時。ロボットの設置は6月30日まで。