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浜松市の楽器博物館で3密対策 手作りの楽器パネルにわれもの注意のメッセージ

楽器を避けて座ることでソーシャルディスタンスが保てる

楽器を避けて座ることでソーシャルディスタンスが保てる

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 浜松市楽器博物館(中区中央、TEL 053-451-1128)が、3密対策として楽器のパネルを椅子の上に置く工夫をしている。

3密対策のために置かれたオルフィカのパネル

 3人掛けの長椅子など、各コーナーに椅子を配置している同館。新型コロナウイルス感染症防止の一環として密接して座ることのないよう、最初は席にバツ印を付けていた。しかし「来館した人が見たときにあまりいいイメージを与えないのでは」と館長の鶴田雅之さんは考えた。動物園の中には動物のぬいぐるみを置いているところもあるという話を聞き、楽器博物館ならではのものを置くことを検討。本物の楽器では破損するといけないため、実物大の楽器のパネルを作製。椅子の上に置き「われもの注意」という文言を添えることで目を引かせ、ソーシャルディスタンスを保つための注意喚起を行っている。

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 用意した楽器のパネルは15種類。楽器の勉強になればと、実物と同じ大きさで本物らしく見えるよう写真を使い、スタッフが全て手作りした。各地域の楽器パネルが用意されており、ペルーやボリビアの山岳地方や高原などで見られる南米の笛で、鳥や動物の骨を使った「ケーナ」や、主にヨーロッパで使われており、鍵盤が付いていてピアノに似ている「オルフィカ」などがある。ほかにも、竹の先を細かく割って作った「ささら」や日本の伝統楽器「ほら貝」などのパネルをそろえる。

 新型コロナウイルスの感染拡大予防対策として、スタッフは全員マスクを着用。熱がある人や体調の悪い人、県外から来た人の来館は遠慮してもらっている。館内にはアルコール消毒を常備し、紫外線でウイルスを除去する機械やアルコール消毒などで館内の清掃を実施。体験ルームの利用やイヤホンガイドの貸し出し、展示室ガイドツアーは当面の間中止している。

 「パネルではあるが楽器が置いてあると、座ってはいけないと思ってもらえると思う。密にならないための対策ではあるが、少しでも楽しんでもらえたら」と鶴田さん。「現在、ミニ展示『バリ舞踊の衣装、ワヤン・クリの人形』も行っているので、椅子に置いたパネルの楽器と共に見に来てほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~17時。入館料は大人=800円、高校生=400円、70歳以上・中学生以下無料。第2・4水曜休館。

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