タピオカ専門店「TEAChineel(チンアナゴ)」(浜松市中区神明町、TEL090-5627-2885)がオープンして1カ月たった。
タピオカが大好きな娘と息子のために、タピオカ専門を開くことを決めた店主の鐘生剛(しょうせいご)さん。子どもたちはすぐに大きくなってしまうけれど、楽しみながらすくすく成長していってほしいという思いや、大人になったときに子どものときのことをいい思い出として思い出してくれればという思いを今回の開業には込めている。店舗上部のガラスには妻が書いた「今さら!?タピオカ」の紙が貼られてはいるが「中国でも台湾でもタピオカは人気が高い。今は新型コロナウイルスの影響で人も少ないが、タピオカはおいしいので人が戻ってきてくれると思っている」と鐘さん。台湾の有名タピオカ店で修業し、店舗を決め内装を整え、オープンにこぎ着けた。
店舗は約5坪。淡い水色や緑色を基調としたやさしい雰囲気の店内。鐘さんの娘が壁の色やデザインを決め、看板や容器に描かれたチンアナゴの絵も描いた。学生や近隣で働く人の来店が多いが、チンアナゴのイラストを見て「かわいい」と言って、写真を撮る人も多くいるという。
タピオカドリンクやナタデココ入りのオリジナルフルーツドリンクを用意する同店。タピオカやナタデココ、ジャスミンティーなど台湾産の素材を多く使っているが、袋井市のほうじ茶や宇治抹茶なども使っており、徐々に日本産のものを取り入れていく予定。タピオカを使ったドリンクは、ミルクとイチゴを合わせた「ストロベリーラテ」や、ミルクとチョコレートを合わせた「ミルクチョコレートタピオカ入り」(以上、550円)を用意。ナタデココを使ったドリンクは、ジャスミンティーとマスカットを使った「マスカットティー」、ジャスミンティーとレモンを使った「3種のレモンティー」(以上、600円)などをそろえる。新メニューとして「HOTミルクティー」(450円)や「HOTミルクチョコレートタピオカ入り」(550円)などを用意する。ほかにも、台湾では朝ごはんや映画を見るときなど、さまざまな場面で食べられている、ウーロン茶やジャスミンティーと香辛料で煮た卵「茶葉蛋(チャーイエタン)」(80円)もそろえる。
新型コロナウイルスの対策として、スタッフはマスクと手袋を着用し、アルコールで手指消毒を徹底する。カウンターには消毒液を用意し、扉を開け放って換気を行っている。
「これからの時期にあう温かいタピオカドリンクは、タピオカのもちもち感が増してより甘く感じる」と鐘さん。「新商品をどんどん作って、新しいメニューに取り入れていく。たくさんの人に本場のタピオカを飲みに来てほしい」とも。
営業時間は11時~20時。