浜松・三ヶ日に本店を構える老舗和菓子店「入河屋」(浜松市北区三ヶ日町、TEL 053-525-0902)が創業125周年を迎え、11月限定で「復刻版レモンケーキ」を販売し、人気を集めている。
1885(明治18)年創業の同店。本店のほか、豊橋と浜松駅前の遠鉄百貨店にも店を出す。11月は125周年を記念した「感謝祭」キャンペーンを全店で展開している。
地元の食材を使った商品も多く、三ヶ日ミカンを使った「三ヶ日みかん最中」(138円)や豊橋店のオープンをきっかけに発売した「次郎柿ゼリー」(290円)など。100人の女性のモニターアンケートを基に開発した「彩雪」(360円)はメディアでも話題となった。
「復刻版レモンケーキ」は30年ぶりに、5代目店主・松嵜善治郎さんが当時の配合を基にできる限り忠実に昔の味を再現した。11月限定で、125周年に合わせ1個125円で販売する。
今回のキャンペーンのために企画した特大サイズの「大きな大きな塩エクレア」(690円)も数量限定で販売。他にも週ごとに、「大福寺納豆かりんとうみそまん」(100円)や「甚作饅頭」(88円)などを特別価格で販売する。期間中、1,000円以上の購入客に抽選でペア宿泊券が当たる企画も用意した。
松嵜さんは「キャンペーン期間中は毎日大勢の人に足を運んでもらい、在庫が足りなくなるほど。125周年という長い間やってこられたのは、お客さまをはじめ多くの人に支えられてのこと。この機会に少しでもそのお返しができれば」と話す。今後も200年、300年と、たくさんの人に喜んでもらえる菓子作りを目指し、商いを続けていけるよう気持ちを新たに頑張りたい」とも。
本店の営業時間は8時~19時30分。キャンペーンは今月30日まで。