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浜松・田町にうどん専門店 酒のしめにあう名古屋のカレーうどんを浜松に広めたいと

飲んだあとの締めにぴったりの名古屋名物「カレーうどん」

飲んだあとの締めにぴったりの名古屋名物「カレーうどん」

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 うどん専門店「カレーうどん凪」(浜松市中区田町、 TEL 053-548-5281)が11月2日、オープンした。

調理している様子が良く見える店内

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 名古屋で建築関係の会社を経営する同店の社長が通っていた店のカレーうどんの味を気に入っていたため、カレーうどんを提供する店をやりたいと考えた。静岡県西部の出身だったこともあり、名古屋めしの一つでもあるカレーうどんを浜松にも広めたいと、浜松市に店舗を出すこととした。

 マネジャーの須賀覚(さとる)さんがメインとなって商品開発にとりかかる。まずは、1カ月ほどカレーうどんを扱う居酒屋で修業。その後、社長と店長と3人でオリジナル商品を開発。スパイスの量を1グラムずつ調整するなど試作を繰り返した。麺にスープに絡むよう粘度にこだわり、完成にこぎ着けた。

 店舗面積は約19坪。座席はカウンターのみの11席。いずれはテーブル席も用意する予定だという。店の外にのれんやちょうちんを飾り、和をイメージした店に仕上げた。路面店であることから、外から見ても楽しんでもらいたいと、前面をガラス張りとし、カウンター越しに調理している様子が見られるようにしている。

 飲んだあとのしめに食べてもらうことを想定したカレーうどんをメインに提供。名古屋で定番の豚肉と長ネギ、油揚げが具材の「カレーうどん」(750円)は、ウコンが入っており、そば屋などでよく見るカレーうどんと比べると黄色いのが特徴。「スパイスをしっかり配合しているので、最初はマイルドだが食べた後は汗が出るくらい」と須賀さん。ほかにも甘辛く煮た牛肉を乗せた「肉うどん」(850円)や、居酒屋メニューとして「手羽先」(3本=500円)などもそろえる。

 毎朝、かつお節とムロ節でとった白ダシや鶏を煮込んだ鶏ダシ、かえしなど、スープ用に自家製のダシを作る。うどんのスープは作り置きではなく、注文が入ってから鍋に白ダシと鶏ダシ、カレー粉を入れ、調理してから提供。来店客から「肉うどんの肉だけがほしい」というリクエストがあったことから、「牛肉甘辛煮」(200円)を単品メニューとして追加するなど、要望をできる限り反映する。

 新型コロナウイルスの対策として、スタッフは検温を行い、マスクを着用しアルコールで手指消毒を徹底。来店した人にも、手指消毒をお願いしている。カウンターにはパーティションを設置。定期的に扉を開け、常時換気扇を回して換気をし、来店客が入れ替わるタイミングで消毒清掃を行っている。

 「浜松では、しめにカレーうどんを食べる文化がないと思うのでこの店をきっかけに知ってもらえれば」と須賀さん。「カレーうどんは消化も良く、ウコンも入っていて飲んだ後のしめにぴったり。酒を飲んだ後にぜひ寄ってほしい」とも。

 営業時間は、11時~14時、17時~翌2時。日曜定休。

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