から揚げ専門店「から揚げの天才サンストリート浜北店」(浜松市浜北区平口、 TEL 053-584-2350)が11月25日、ショッピングセンター「サンストリート 浜北店」フードコート内にオープンした。
掛川市を中心に、フランチャイズで3店舗の居酒屋を運営している「クリエーション&グロース」社長であり、店長の田中浩一さん。新型コロナウイルスの影響を受け、居酒屋の運営が厳しくなったことから、何か手を打たなければいけないと考えていた。そんなとき、テークアウトのから揚げ店のフランチャイズがあることを知り、掛川から近く、人口も多い浜松に店舗を出すことを決めた。買い物のついでに寄ってもらえる場所にしたいと、大型スーパーなどに近い物件を探していたが、条件面での折り合いがついたことから、同所で県内初の店舗としてオープンにこぎ着けた。
首都圏や近畿エリアを中心に70を超える店舗がある同店。プロデュースはテリー伊藤さん。商店街などに出店されることが多い中、ショッピングセンターのフードコートへの出店は珍しく、今回が2店目となる。金色の文字で大きく店名が書かれた看板が目を引くほか、卵焼きの監修も務めるテリー伊藤さんの人形が置かれている。
テークアウト専門で、1個あたり約60グラムと大きめのから揚げと卵焼きを用意する同店。20種類以上の調味料を使ったタレに24時間漬け込んだモモ肉を店内で丁寧に粉をつけ、温度の違う2種類のフライヤーで2度揚げすることで、中はジューシーで外はサクサクに仕上げている。甘さとほどよい辛さを感じられる「コクの辛みそ」、だしがきいていてあっさり食べられる「塩麹と極だし」、しょうゆの味をしっかりと感じられる「秘伝の黒じょうゆ」(以上99円)の3種類を用意する。
ほかにも、店で一つ一つ焼き上げる「卵焼き」(1本=650円)は、だしと砂糖を使った江戸前風の甘めの卵焼き。出来立てよりおいしくなることから一度冷ましてから提供。自宅で食べるほか手土産用として購入する人もいるという。弁当として、から揚げが3個入った「デカから3個」(399円)、から揚げ3個に卵焼きがついた「からたま3個」(498円)などもそろえる。
新型コロナウイルスの対策として、スタッフは検温、マスク着用、手指消毒を徹底。店頭には手指消毒を用意し、カウンターには飛沫防止のためのビニールを設置。キャッシュレス決済の導入とトレーでの現金受け渡しを行っている。ソーシャルディスタンスを保つために、足元には一定間隔に印をつけてある。
12月9日には、テリー伊藤さんが来店して除幕式を行う予定。「最近は家で食事をすることが増えていると思う。楽しんで食べられるごちそうを提供したい」と田中さん。「ご飯のおかずや酒のつまみとして楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は10時~21時。